「びっくらたまごの中身を、買う前に知りたい」
お子さんにせがまれて買ったびっくらたまご。
開けてみたら、前回と同じキャラクターでガッカリ…そんな経験はありませんか?
ネットで
「9桁の数字で見分けられる」
という情報を見つけて検索してきた方も多いと思います。
この記事では、
- 9桁では見分けられない理由
- 本当に見分け方があるとされる10桁・11桁のシリアルナンバーの解読法
詳しく解説します。
さらに、
- メーカー別の見分け方
- 確実にコンプリートする方法
- 店舗で選ぶ際のマナー
知っておくべき情報をすべてまとめました
最後まで読めば、びっくらたまごとの賢い付き合い方がわかりますよ。
びっくらたまごの9桁シリアルコードで中身は見分けられる?

まずは一番気になる結論からお伝えします。
結論から言うと、
9桁の数字でびっくらたまごの中身を見分けることは構造的に不可能です。
パッケージ裏面にある9桁前後の数字は、多くの場合「JANコード」や「製品シリーズ全体の品番」、あるいは「パッケージ資材の管理番号」なんです。
これらは印刷の段階で決まる固定情報であり、中身のマスコットを入れる工程とは全く関係がありません。
じゃあ、本当に見分ける方法はないの?
と思われるかもしれませんね。
実は、中身と連動する情報が含まれているのは、10桁または11桁のシリアルナンバーです。
この記事では、桁数別・メーカー別の見分け方と、その注意点を詳しく解説していきます。
びっくらたまごとは?シリアルコードの基本を解説

見分け方の話に入る前に、まずは「びっくらたまご」そのものと、パッケージに書かれている数字の意味について整理しておきましょう。
この基本を押さえておくと、なぜ9桁では見分けられないのか、どの数字を見ればいいのかがスッキリ理解できますよ。
びっくらたまごはマスコット入りの入浴剤

びっくらたまごは、株式会社バンダイから発売されているマスコット入り入浴剤です。
お風呂嫌いのお子さんを持つパパママにとっては、救世主的な存在ですよね
球状の入浴剤をお湯に入れると、シュワシュワと溶けていき、中からキャラクターのマスコットが出てきます。
この「何が出てくるかわからない」というサプライズ要素が、子どもたちに大人気の理由です。
うちの子も「今日は何が出るかな〜」とワクワクしながらお風呂に入ってくれるので、本当に助かっています
発売元はバンダイですが、製造は株式会社ビューロが担当していることが多いです。
価格帯は1個400円〜600円程度で、100均のバスボールと比べると高めの設定になっています。
でもその分、マスコットのクオリティは高いですよね。
ポケモン、鬼滅の刃、プリキュア、アンパンマン、ウルトラマン、ピクミン、推しの子など、人気キャラクターとのコラボ商品が次々と発売されています。
ドン・キホーテ、アカチャンホンポ、ドラッグストア、おもちゃ売り場などで購入できますよ。
パッケージ裏のシリアルコード(番号)とは
びっくらたまごのパッケージ裏面には、いくつかの数字が印字されています。
見分け方を理解するには、まずこれらの数字の役割を知ることが大切です。
「どれを見ればいいの?」と迷わないために、それぞれの違いを説明しますね。
JANコード(13桁または8桁)
JANコード(13桁または8桁)は、レジでの価格読み取りや在庫管理に使われる番号です。
バーコードの下に書いてある数字ですね
中身がどのキャラクターでも、同じ商品であれば同じ番号が付いています。
これで中身を見分けることはできません。
品番(9桁前後の数字)
品番(9桁前後の数字)は、製品シリーズ全体を管理するための番号や、パッケージ資材の管理番号です。
これも印刷工程で決まる固定情報であり、中身とは連動していません。
ここが今回の「9桁」に該当する部分ですね。
シリアルナンバー(10桁または11桁)
シリアルナンバー(10桁または11桁)は、製造時に一つ一つの商品に個別に印字・刻印される番号です。
製造日、製造ライン、そしてマスコットの種類を示す情報が含まれています。
見分け方のカギはここにあります
シリアルナンバーは、パッケージの底面や裏面の隅に印字されていることが多いです。
インクジェット印字の黒い文字のほか、レーザー刻印による無色の凹凸の場合もあります。
レーザー刻印は光の角度を調整しないと見えにくいので、気づかない人も多いんですよ。
ここで覚えておいてほしいのは、「9桁の品番」と「10桁・11桁のシリアルナンバー」は全くの別物だということ。
この区別がつくだけで、ネット上の情報に惑わされなくなりますよ。
【桁数別】びっくらたまごの見分け方

さて、いよいよ具体的な見分け方の解説です。
シリアルナンバーの桁数によって見分け方が異なるので、お手元の商品がどのタイプか確認しながら読んでみてくださいね。
ただし、これらの方法は100%確実ではないことを先にお伝えしておきます。
9桁コードで中身は見分けられない理由

繰り返しになりますが、大事なことなのでもう一度。
9桁の数字でびっくらたまごの中身を特定することは不可能です。
理由はシンプル。
9桁前後の数字は「品番」や「パッケージ管理番号」であり、印刷の段階で決まる固定情報だからです。
中身のマスコットを入れる充填工程とは、そもそも連動していないんですね
試しに、売り場にある全種類のびっくらたまごを確認してみてください。
9桁の番号は、どれも同じはずです。
これが、番号とキャラクターが連動していない何よりの証拠です。

「でもネットで9桁で見分けられたって書いてあったよ?」という声も聞こえてきそうですね
それは、偶然の一致を法則と誤認してしまったか、100均バスボールの情報がバンダイ製品と混同されて広まったケースがほとんどです。
見分け方を試したい場合は、9桁の品番ではなく、10桁または11桁のシリアルナンバーを探してみてくださいね。
10桁シリアルナンバーの見分け方
近年のびっくらたまごでは、10桁のシリアルナンバーが採用されるケースが増えています。
以前の11桁から変更されたのは、メーカー側が識別を難しくするためと言われています。
10桁の場合、「右から5番目」または「右から4番目」の数字がキャラクター番号と対応している傾向があります。
ただし、ここが厄介なところで、製造ロットやシリーズによって参照すべき桁の位置が変わることがあるんです。
また、単純な数字の対応ではなく、特定の桁同士を足し引きした結果がIDになる「簡易暗号化」が施されている場合もあります。
特に注意すべきは「ロット跨ぎ」の問題です
2023年11月製造分では末尾が05だったのに、12月製造分では08に変わっている…なんてことがあります。
ネット上で「末尾05は〇〇確定!」という情報を見つけても、手元の商品の製造日が異なれば、その情報は当てはまらないんですね。
シリアルナンバーは「その製造ロット内での相対的な識別」にしか使えないことを理解しておきましょう。
実践の手順
- パッケージ裏の10桁の番号を確認する
- 売り場にある複数の商品のシリアルナンバーを比較する
- 末尾付近の数字に「バラつき」があれば、それが異なる中身の証拠
- パッケージ表のキャラクター番号(または掲載順)と照合して推測する
11桁シリアルナンバーの見分け方
過去のシリーズや一部の現行シリーズでは、11桁のシリアルナンバーが採用されています。
こちらの方が見分け方はシンプルです
11桁の場合、「10・11桁目(末尾2桁)− 4・5桁目」の引き算でキャラクター番号を算出できます。
ちょっと計算が必要ですが、慣れれば簡単ですよ。

計算例
シリアルナンバーが「50716637819」の場合
- 末尾2桁:19
- 4・5桁目:16
- 19 − 16 = 6
- → キャラクター番号3番
パッケージ表のラインナップを見て、3番目に記載されているキャラクターが入っている、と推測できます。
ただし、シークレット枠には連番の法則から大きく外れた番号が割り当てられることがあるので、レアキャラ狙いは難しいかもしれませんね。
【メーカー別】バスボールの見分け方まとめ

バスボールはバンダイのびっくらたまごだけではありません。
他のメーカーからも様々な商品が出ていて、それぞれ見分け方が異なります。
お子さんが欲しがっている商品がどのメーカーのものか確認して、適切な方法を試してみてくださいね。
ビューロ製(バンダイ)びっくらたまごの見分け方
発売元がバンダイ、製造元がビューロの「びっくらたまご」シリーズでは、先ほど説明した10桁・11桁の見分け方が適用できます。
対象となるのは、びっくらたまごシリーズ、びっくらたまごDXシリーズ、100均で販売されている「きゃらゆ~」シリーズなどです。
ただし、バンダイはSNS上の「攻略情報」の拡散をしっかり認識していて、定期的にナンバリングのルールを変更しています。

だから9桁のシリアルコードができたわけですね
いわば、メーカーと消費者の「いたちごっこ」状態なんですね。
ネット上の古い情報は通用しない可能性があることを、常に頭に入れておきましょう。
サンタン製品の見分け方
サンタン製品のバスボールは、下4桁(2桁ずつの組み合わせ)がフィギュア固有番号になっています。

キティちゃんなどのサンリオキャラクターや、海の生き物、昆虫王国バスボールなどが該当します。
キャラクター番号での「狙い撃ち」は難しいですが、異なる番号の商品を選べばダブりを避けることはできますよ。
デルマ・ラボ製品(エスケイジャパン)の見分け方
デルマ・ラボ製品(発売元エスケイジャパン)のバスボールは、8桁目(一番右の数字)がキャラクター番号に対応しています。
星のカービィ、じゃがりこバスボールなどが該当します。
シリアルコードの8桁目を確認して、パッケージのキャラクター番号(または掲載順)と照合してみてくださいね。
100均バスボール(ダイソー・セリア)の見分け方
ダイソーやセリアで販売されている100均バスボールは、製造元によって見分け方が異なります。
1個100円という価格なので、お試しで買いやすいのが魅力ですよね
一部の製品は、コスト削減のため管理システムが簡素化されており、品番レベルでキャラクターが判別可能な場合があります。
ダイソーのディズニー系バスボールは、シリアル番号の記載位置で見分けられるという情報もあります。
びっくらたまごの見分け方における注意点

ここまで見分け方を解説してきましたが、実践する前に知っておいてほしい大切な注意点があります。
期待しすぎて後からガッカリしないためにも、ぜひ読んでおいてくださいね。
シリアルコードは中身特定用の番号ではない
そもそもの話なのですが、シリアルナンバーは「製造トレーサビリティ」を担保するための管理番号です。
万が一不具合があった時に、どのロットで製造されたかを特定するために使われています。
見分け方は、SNSやインターネット上でユーザーが法則性を発見・共有した非公式の「裏ワザ」です。
メーカー公式の方法ではありませんし、バンダイとしては「開けるまでわからない」というサプライズ体験を商品の核心的な価値としているので、推奨もしていないんですね。
100%見分けられる保証はない
この見分け方は確実な方法ではありません。
残念ながら、外れることもあります
最大の原因は「ロット跨ぎ」です。
同じキャラクターでも、製造月が異なると対応する番号が変わることがあります。
ネット上で「〇〇確定!」という情報を見つけても、手元の商品の製造日が異なれば、その情報は無効なんです。
SNSでは「黄ピク(黄色いピクミン)だと思い込んでたら白ピクだった…」という報告も見かけます。
あくまで「参考程度」に留めて、外れても「まあ、そういうこともあるよね」と楽しめる気持ちで試すのが一番ですよ。
シリアル番号の法則は変更される可能性がある
メーカーも黙ってはいません。
識別を困難にするため、定期的にナンバリングのルールを変更しています。
過去には11桁から10桁への移行に伴い、識別ロジックが複雑化しました。
キー桁の位置が変わったり、計算式が導入されたりと、単純に「末尾を見ればわかる」という時代は終わりつつあります。
最新の情報をSNSや攻略サイトで確認してから試すことをおすすめします。
1年前の情報はもう古いかもしれません
見分け方が適用できない商品もある
すべてのバスボールで見分け方が使えるわけではありません。
見分け方が有効なのは、ビューロ(バンダイ)、サンタン、デルマ・ラボ、ミントの4社が製造した製品が中心です。
9桁の場合は品番のため、そもそも見分け方が存在しません。
また、シリアルナンバーがレーザー刻印の場合、光の角度を調整しないと見えないこともあります。
見つからない時は、パッケージを傾けて光を当ててみてくださいね。
確実に欲しいマスコットを手に入れる方法

「見分け方は不確実…でも、どうしてもこのキャラが欲しい!」という気持ち、よくわかります。
そんな時のために、確実性の高い入手方法もご紹介しておきますね
お金で解決する方法にはなりますが、ストレスフリーで欲しいものが手に入りますよ。
箱買い(ボックス購入)のメリット
確実に全種類を揃えたい場合、未開封のボックス(大箱)をまるごと購入するのが最も確実な方法です。
小売店向けに出荷されるボックスは、通常15個入りなどの単位で構成されています。
メーカーは「アソート率」と呼ばれる封入比率を調整し、1ボックスで全種類が揃うように設計していることがほとんどです。
サーチの手間やストレスがなく、結果的にランダムに買い続けるよりも総支出が抑えられる場合もあります。
「あと1種類が出ない…」と何個も買い足すより、最初から箱買いした方がトータルでは安くなることも多いんですよ。
箱買いのデメリット
不要な重複分を抱えることです。全5種を揃えるために15個買うと、10個は余りになります。友人とシェアする、フリマアプリで売却するなどの「出口戦略」を考えておきましょう。同じ保育園や学校のお友達とシェアするのもいいですね。
フリマアプリで「確定売り」を購入する
メルカリ、Yahoo!フリマ、ラクマなどでは、「〇〇確定」として未開封品が出品されています。
高度な識別技術を持つ出品者が中身を特定し、定価に少しプレミアムを上乗せして販売しています。
欲しいキャラクターが決まっているなら、効率的な入手方法です
入浴剤としての体験価値(溶かす楽しみ)を求めず、マスコットという「モノ」のみが欲しい場合は、開封済みのマスコット単品を購入するのが最も安価です。
人気キャラは高騰しますが、不人気キャラは定価を大きく下回る「投げ売り」状態になることも。
狙い目かもしれません。
お店でびっくらたまごを選ぶ際のマナーと注意点

最後に、とても大切なお話をさせてください。
「中身を知りたい」という気持ちは自然なものですが、行き過ぎた行為は店舗や他のお客さんに迷惑をかけたり、場合によっては法的な問題になったりすることもあります。
楽しく買い物をするために、マナーを守りましょうね
商品を傷つける行為は器物損壊になりうる
中身を知りたいという気持ちはわかりますが、商品への物理的ダメージは絶対に避けてください。
「ピンチング」と呼ばれる、形状を探ろうとして強く押したりつまんだりする行為は、入浴剤の割れや粉砕を引き起こします。
粉々になったびっくらたまごは商品価値を失い、店舗にとっては廃棄ロスとなります。
注意
これは冗談ではなく、法的には器物損壊罪に問われる可能性もある行為です。購入前の商品は店舗の所有物であることを忘れないでください。目視で裏面の番号を確認する程度に留めましょうね。
店舗運営への迷惑行為を避ける
売場の前で長時間にわたり商品を手に取り、スマホでシリアルナンバーを照合する…という行為は、他のお客さんの購買機会を妨げます。
後ろで待っている人がいたら、気まずいですよね
奥の方にある商品を取り出そうとして陳列を崩す、違う場所に戻すといった行為は、店員さんの業務負担を増やします。
こうした迷惑行為に対抗するため、「サーチ禁止」の貼り紙を掲示したり、レジカウンター内に商品を移動させたりする店舗が増えています。
一部の人のマナー違反が、みんなの買い物体験を悪くしてしまうんですね。
持続可能な消費者行動とは
確実に入手したいなら、店舗で迷惑行為を働くのではなく、箱買いやフリマアプリといった正当な経済的手段を選びましょう。
迷惑なサーチ行為が続けば、製品の販売縮小や価格上昇(対策コストの転嫁)につながり、結局は自分たちの首を絞めることになります。
「びっくらたまご、最近見かけなくなったね」なんてことにならないよう、ファンとして節度ある行動を心がけたいですね
そして何より、「何が出るかわからない」というサプライズを楽しむ余裕も、びっくらたまごの本来の魅力です。
お子さんと一緒に「今日は何が出るかな〜?」とワクワクする時間を大切にしてくださいね
まとめ

この記事では、「びっくらたまご 見分け方 9桁」について詳しく解説しました。
長い記事でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
この記事のポイント
- 9桁の数字で中身を見分けることは不可能:JANコードや品番であり、中身とは連動していない
- 見分け方があるのは10桁・11桁のシリアルナンバー:ただしロット跨ぎに注意
- メーカーは定期的に対策を講じている:古い情報は通用しない可能性あり
- 確実に欲しいなら箱買いかフリマアプリ:経済的コストで確実性を購入
- 店舗でのマナーを守る:器物損壊や迷惑行為は絶対NG
見分け方を知識として持っておくことは悪いことではありません
ただし、あくまで「参考程度」に留めて、外れても楽しめる気持ちを持つことが大切です。
どうしても欲しいキャラクターがいるなら、箱買いやフリマアプリで確実性を得るという選択肢も検討してみてくださいね。
そして何より、入浴剤が溶けてマスコットが現れるワクワク感を、お子さんと一緒に楽しんでください
「今日は何が出るかな?」「やったー!ピカチュウだ!」そんな親子の会話が、びっくらたまごの一番の醍醐味ですよね。
この記事が、皆さんのびっくらたまごライフのお役に立てれば嬉しいです!