「オセロ休日はいらない」と感じる人の本音とは?恩恵を受けられない人の実態と対策
2026年9月、11年ぶりに「オセロ休日」が発生し、土日を含めた5連休になることが話題となっています。
JR各社がシルバーウィーク期間中の新幹線を全席指定にすると発表するなど、大型連休への期待が高まっています。
しかしその一方で、「オセロ休日はいらない」と思う人も少なくありません。
むしろ困ることが増えるからです。
本記事では、オセロ休日の仕組みを解説した上で、「いらない」と感じる人の本音や、困りごとへの具体的な対策を紹介します。
オセロ休日とは?2026年9月に5連休が発生する仕組み

まずは「オセロ休暇って何?」を解説します。
普通に代休かと思ってましたが休日になるルールがあります
オセロ休日(国民の休日)の定義
オセロ休日とは、「国民の祝日に関する法律(祝日法)」第3条第3項に基づき、
2つの祝日に挟まれた平日が自動的に休日となる制度の俗称です。
祝日法では「その前日及び翌日が国民の祝日である日(国民の祝日でない日に限る)は、休日とする」と規定されています。
つまり、祝日に挟まれた平日は、法律によって自動的に休日になるのです。
この仕組みがボードゲームのオセロで白と黒に挟まれた駒が色を変える様子に似ていることから、「オセロ休日」という俗称で呼ばれるようになりました。
正式な名称ではありませんが、近年メディアでも広く使われています。
2026年9月のカレンダーと連休の内訳
2026年9月の連休は、以下のように構成されています。
- 9月19日(土):土曜日
- 9月20日(日):日曜日
- 9月21日(月):敬老の日(祝日)
- 9月22日(火):国民の休日(オセロ休日)
- 9月23日(水):秋分の日(祝日)
敬老の日(9月21日)と秋分の日(9月23日)の間にある9月22日が「国民の休日」となり、土日と合わせて5連休が成立します。
このような並びになるのは非常に珍しく、前回は2015年、その前は2009年でした。
2026年は実に11年ぶりのオセロ休日となります。
秋分の日は天文学的な計算によって毎年日付が変わるため、このような条件が揃う年は限られているのです。
「オセロ休日はいらない」と感じる人の4つの理由

世間が大型連休に沸く一方で、「オセロ休日はいらない」と感じる人も存在します。
その理由は主に以下の4つに分けられます。
【理由①】シフト制・サービス業で恩恵を受けられない
最も多いのが、シフト制やサービス業で働く人の声です。
医療、物流、小売、飲食、宿泊業などに従事する人にとって、世間の連休はむしろ繁忙期となります。
カレンダー通りに休めるオフィスワーカーが5連休を満喫している間、サービス業の現場では通常以上に忙しい日々が続きます
「連休中は休ませられない」と言われ、大型連休の間は1日の休暇も取れないという人も少なくありません。
さらに、家族や友人がカレンダー通りに休んでいる中、自分だけが働いているという状況は精神的にも辛いものです。
子供の学校行事や家族との予定が合わず、一緒に過ごせないケースも多く発生します。
子供との時間は本当に大事ですから
「祝日が増えても自分には関係ない」「むしろ仕事が増えるだけ」という不満が、「オセロ休日いらない」と考えられます。
【理由②】共働き世帯は子どもの預け先がなくなる
共働き世帯にとって、5連休は「子どもの預け先問題」に直面する期間でもあります。
本当に困ります…
共働き世帯が直面する問題
- 保育園・幼稚園が休園になり、子どもを預ける場所がない
- 学童保育も休みになるケースが多い
- 夫婦どちらかが仕事を休まざるを得ない
- 祖父母や親戚に頼れない場合は詰んでしまう
子育て世代には1番の悩みです…
保育園・幼稚園が休みで預けられない
認可保育園は基本的に日曜・祝日・年末年始が休園となります。
オセロ休日で5連休になると、土曜日を含めて最大5日間、保育園に預けられないことになります。
幼稚園はさらに厳しく、土曜日も休みの園が多いため、カレンダー通りに5連休となるケースがほとんどです。
「世間は連休で嬉しいかもしれないけど、うちは夫婦ともに仕事が休めない。子どもをどうすればいいの?」という悲鳴が聞こえてきます
共働き世帯の場合、夫婦どちらかが有給休暇を取得して対応するしかありません。
しかし、サービス業や医療関係など、連休中こそ忙しい職種の場合は休むことすら難しいのが現実です。
小学校が休みで学童も利用できない
小学生の子どもがいる家庭も同様の問題を抱えます。
学校が休みになるのは当然ですが、学童保育(放課後児童クラブ)も祝日は休みになる施設が多いのです。
自治体や運営団体によって対応は異なりますが、祝日は閉所となる学童が大半です。
土曜日は開所していても、日曜・祝日は利用できないケースが多く、5連休中は預け先がなくなってしまいます。
学童保育の祝日対応(一般的な例)
- 土曜日:開所(午前中のみの場合も)
- 日曜日:休所
- 祝日(敬老の日・秋分の日):休所
- 国民の休日(オセロ休日):休所
結果として、「子どもだけで留守番させるのは不安」「でも仕事は休めない」という板挟みの状態に陥る家庭が出てきます。
民間の一時預かりも予約が取れない
保育園や学童が使えない場合、民間のベビーシッターや一時預かり施設を利用する選択肢もあります。
しかし、大型連休中は需要が集中するため、予約が取れない・料金が高騰するという問題が発生します。
連休中のベビーシッター料金は通常の1.5倍〜2倍になることも珍しくありません。
5日間利用すると、数万円の出費になるケースもあります。
「連休なんていらないから、普通に保育園に預けられる平日の方がいい」という声が出るのも、こうした事情があるからです。
国がもっと補助してくれればいいのに
【理由③】祝日制度そのものへの不満がある
オセロ休日に限らず、日本の祝日制度そのものに不満を持つ人もいます。
代表的な不満が「土曜日と祝日が重なっても振替休日がない」という問題です。
振替休日は祝日が日曜日と重なった場合にのみ適用されるため、土曜日に祝日が来ても休日は増えません。
これは1973年に振替休日制度が導入された当時、週休1日制が前提だったことに起因しています。
また、オセロ休日の適用条件にも矛盾を感じる人がいます。
例:2025年2月の場合
「カレンダーで赤い日に挟まれているのに休みにならないのは納得できない」という声や、
「ハッピーマンデー制度で祝日本来の意味が薄れている」といった批判もあります。
オセロ休日にルールがあるんだから、有休使ってうまくやればいいじゃんが個人的感想です
【理由④】行政機関が休みで手続きができない
オセロ休日によって5連休が発生すると、市区町村の役所や行政機関も5日間連続で閉まることになります。
これが急ぎの手続きを必要とする人にとっては大きな問題です。
行政こそシフト制にして毎日開けていてほしい…
転入届、婚姻届、パスポート申請、各種証明書の発行など、役所でしか対応できない手続きは多くあります。
特に転居や結婚のタイミングがこの時期と重なった人にとっては、連休明けまで手続きが進められないストレスは大きいでしょう。
また、連休明けの窓口は非常に混雑することが予想されます。
通常であれば分散されるはずの来庁者が、連休明けの1日に集中するためです。
長時間待たされることを考えると、「むしろ休日が増えない方がいい」と感じる人がいるのも理解できます。
会社の経理や総務担当者にとっても、月末・四半期末に近い9月下旬の営業日が減ることは業務負担の増加につながります。
連休前後の業務集中に対応するため、むしろ残業が増えるというケースもあります。
オセロ休日の恩恵を受けられない人ができる対策

オセロ休日を「いらない」と感じていても、制度自体を変えることは難しいのが現実です。
ここでは、立場別に具体的な対策を紹介します。
シフト制で働く人向けの対策
シフト制で連休中も出勤する必要がある人は、以下の対策を検討してみてください。
シフト制の人ができる対策
- 連休前後に代休を取得して、別の日にまとまった休みを作る
- 繁忙期手当・休日手当が適切に支払われているか確認する
- 平日休みのメリットを活かす(混雑回避、平日割引など)
連休前後に代休を取得して、別の日にまとまった休みを作る方法があります。
9月下旬は観光地や交通機関が混雑しますが、10月上旬にずらせば混雑を避けつつゆっくり過ごせます。
また、繁忙期手当や休日手当が適切に支払われているか確認することも重要です。
祝日・休日出勤に対する割増賃金の扱いは就業規則によって異なりますので、不明な点があれば人事担当者に確認しましょう。
平日に休めるシフト制ならではのメリットを活かすのも一つの考え方です。
平日は観光地や商業施設が空いており、映画館や温泉施設では平日限定の割引プランを利用できることもあります。
共働き世帯・子どもの預け先に困る人向けの対策
共働き世帯で子どもの預け先に困る場合は、早めの情報収集と予約が重要です。
子どもの預け先対策
- 祖父母や親戚に早めに相談・お願いしておく
- 民間の一時預かり・ベビーシッターを早めに予約する
- ファミリーサポート(自治体の子育て支援事業)を活用する
- 夫婦で有給休暇を分担して取得する
- 在宅勤務が可能か会社に相談する
祖父母・親戚への早めの相談
頼れる祖父母や親戚がいる場合は、早めに相談しておきましょう。
連休中は祖父母側にも予定があるかもしれないので、遅くとも1〜2ヶ月前には打診しておくと安心です。
民間サービスの早期予約
ベビーシッターや民間の一時預かり施設を利用する場合は、予約は早ければ早いほど有利です。
大型連休は需要が集中するため、直前では予約が取れないことも珍しくありません。
また、初めて利用するサービスの場合は事前登録や面談が必要なケースもあります。
連休直前に慌てないよう、余裕を持って準備を進めましょう。
ファミリーサポートの活用
自治体が運営する「ファミリーサポート(ファミサポ)」は、地域の子育て支援ネットワークです。
事前に会員登録しておけば、連休中の預かりをお願いできる場合があります。
料金も民間のベビーシッターより安価なことが多いため、まだ登録していない方は早めに手続きしておくことをおすすめします。
夫婦で有給休暇を分担
どうしても預け先が見つからない場合は、夫婦で有給休暇を分担して取得する方法があります。
共働きはこれが最適解ですね
有給分担の例(5連休の場合)
- 土曜日:夫婦どちらかが在宅(または両方休み)
- 日曜日:夫婦どちらかが在宅(または両方休み)
- 月曜(敬老の日):夫が有給取得
- 火曜(国民の休日):妻が有給取得
- 水曜(秋分の日):夫婦どちらかが在宅
このように分担すれば、夫婦それぞれ1日ずつの有給で5連休を乗り切れます。
事前に職場と調整しておきましょう。
在宅勤務の活用
会社がテレワーク(在宅勤務)を認めている場合は、連休中の出勤日を在宅勤務に切り替える方法もあります。
子どもの面倒を見ながらの仕事は大変ですが、預け先がない状況よりはマシという判断もあるでしょう。
上司や人事担当者に相談して、柔軟な働き方ができないか確認してみてください。
行政手続きで困らないための対策
5連休中に行政機関が利用できないことへの対策は、事前の準備が鍵となります。
行政手続きの対策
- 連休前に必要な届出・申請を済ませておく
- マイナンバーカードを活用したコンビニ交付サービスの利用
- 一部自治体の土日開庁・夜間窓口の確認
- オンライン申請が可能な手続きの把握
最も確実なのは、連休前に必要な届出・申請を済ませておくことです。
9月中旬までに予定されている手続きがあれば、早めに対応しておきましょう。
特に、パスポートの申請や更新、印鑑証明書の取得など、発行までに時間がかかる手続きは余裕を持って行動することが重要です。
マイナンバーカードを持っている人は、コンビニ交付サービスを活用できます
住民票の写しや印鑑登録証明書、戸籍証明書など、多くの証明書がコンビニのマルチコピー機で取得可能です
コンビニ交付は早朝から夜間まで利用でき、連休中も対応していることが多いため、非常に便利です。
一部の自治体では土日開庁や夜間窓口を実施しているケースもあります。
お住まいの自治体のホームページで、休日対応の有無を確認しておくとよいでしょう。また、電子申請が可能な手続きも増えていますので、オンラインで完結できるものがないか調べてみてください。
祝日制度への不満がある人ができること
祝日制度そのものへの不満は、すぐに解決できる問題ではありません。
しかし、個人レベルでできることもあります。
有給休暇を計画的に取得して、自分だけのオリジナル連休を作る方法があります。
世間の連休と時期をずらすことで、旅行費用の節約や混雑の回避にもつながります。
航空券やホテルの料金は連休期間に大幅に上がるため、時期をずらすメリットは大きいです。
もし祝日制度の改正を望むのであれば、議員や自治体への要望を出すことも一つの選択肢です。
実際に、土曜日の祝日にも振替休日を設けるべきという議論は以前から存在しています。
オセロ休日は本当に「いらない」のか?メリットも確認

ここまで「いらない」と感じる理由を中心に解説してきましたが、オセロ休日にはメリットもあります。
バランスを取るために、プラスの側面も確認しておきましょう。
経済効果・観光業への恩恵
5連休の発生は、旅行・レジャー産業にとって大きなビジネスチャンスです。
JR各社がシルバーウィーク期間中の新幹線を全席指定で運行すると発表したのも、需要の増加を見込んでのことです。
観光地やホテル、飲食店、土産物店など、多くの業種が連休による経済効果の恩恵を受けます。
特に地方の観光地にとっては、都市部からの旅行者を呼び込む絶好の機会となります。
休める人にとってはリフレッシュの機会
カレンダー通りに休める人にとって、5連休はまとまった休暇を取れる貴重な機会です。
有給休暇を取得しなくても長距離の旅行や帰省が可能になり、家族との時間をゆっくり過ごせます。
日頃の疲れを癒やし、心身をリフレッシュする時間は、その後の仕事のパフォーマンス向上にもつながります。
次回のオセロ休日はいつ?

オセロ休日の発生年
- 2009年:9月22日が国民の休日
- 2015年:9月22日が国民の休日
- 2026年:9月22日が国民の休日(11年ぶり)
- 2032年:次回発生見込み
2026年の次にオセロ休日が発生するのは、2032年の見込みです。
秋分の日は天文学的な計算に基づいて毎年決定されるため、正式な日付は前年2月に発表される暦要項で確定します。
11年ぶりに訪れる2026年のオセロ休日は、次の発生まで6年待つことになる貴重な機会です。
「いらない」と感じる人にとっては悩ましい期間かもしれませんが、対策を講じて上手に乗り切りましょう。
まとめ

「オセロ休日はいらない」と感じる人には、主に4つの背景があることがわかりました。
「オセロ休日いらない」と感じる4つの理由
- シフト制・サービス業で恩恵を受けられない
- 共働き世帯は保育園・学童が休みで子どもを預けられない
- 祝日制度そのものへの不満がある
- 行政機関が休みで手続きができず困る
オセロ休日は祝日法に基づいた制度であり、個人の力で変えることは難しいのが現実です。
しかし、それぞれの立場でできる対策はあります。
シフト制で働く人は、連休前後の代休取得や平日休みのメリット活用を検討してみてください。
共働き世帯は、祖父母への相談、ファミリーサポートの登録、民間サービスの早期予約など、早めの準備が重要です。
夫婦で有給休暇を分担する方法も有効です。
行政手続きが必要な人は、連休前に済ませるか、マイナンバーカードを活用したコンビニ交付やオンライン申請を利用しましょう。
2026年9月のオセロ休日は11年ぶり、そして次回は2032年と、発生頻度が低い特殊な連休です。
恩恵を受けられない人にとっては不満の多い期間かもしれませんが、対策を講じて上手に乗り切っていきましょう。