給食の牛乳に混ぜて飲んだミルメーク。
スーパーで見かけて懐かしくなり、家で子どもに作ってあげようと思う人もいるはずです。
ただ、定番のコーヒー味を小さな子に飲ませていいのかは迷うところです。
上の子は小学校の給食で飲んでいても、下の子はまだ保育園や幼稚園、ということもあります。
結論からお伝えすると、ミルメークのメーカーは対象年齢もカフェイン量も示していないので、小学校の給食で飲まれてきたことを手がかりに、家では量と味で調整するのが現実的です。
子どものカフェインへの感じ方には個人差があります。
体調に気になる変化があるときは、かかりつけ医に相談してください。
この記事は、大島食品工業のミルメーク公式サイト、食品安全委員会のファクトシートをもとに整理しています。
まずは、ミルメークのコーヒー味は何歳から飲めるのか、という疑問から見ていきましょう。
ミルメークのコーヒー味は何歳から飲める?
最初に、年齢についてです。
ミルメークを作っている大島食品工業の公式サイトには、「何歳から」という年齢は書かれていません。
公式サイトのQ&Aで扱われているのは、種類や売っている場所、アレルギー物質のことです。
年齢の目安については触れられていません。
一方で、はっきりしていることもあります。
公式サイトによると、ミルメークは全国の多くの小学校・中学校の給食で飲まれてきました。
小学1年生は6歳か7歳なので、少なくともその年齢の子どもたちが給食で飲んできた飲み物だということになります。
小学生になれば給食で飲む機会がある一方で、それより小さな子については家庭ごとに決める必要があります。
その判断のために、ミルメークがどういう飲み物なのかを先に確かめておきましょう。
ミルメークが給食で出るようになった理由
続いて、ミルメークがなぜ給食の定番になったのかを見ていきます。
ここを知ると、この飲み物の性格が分かります。
公式サイトでは、ミルメークは「牛乳をよりおいしく飲んでいただくための粉末のコーヒー牛乳の素」と紹介されています。
その背景には、牛乳は栄養的に優れていても、おいしく飲んでこそ価値がある、という作り手の考えがあります。
開発が始まったのは昭和40年代の初めです。
公式サイトによると、栃木県の学校給食会から出された課題は「子供たちが残さない様においしく牛乳を飲めるアイディア」でした。
試作と失敗を繰り返すなか、子どもが買ってきたコーヒー牛乳をきっかけに、インスタントコーヒーとカルシウムを入れて飲んでみたところ、これがうまくいったと紹介されています。
歴史をたどると、最初に出たのがコーヒー味です。
そのあと味が増え、瓶の牛乳からパックの牛乳に変わる学校が増えると、パック用の液体タイプも作られました。
ミルメークは、もともと子どもに牛乳を楽しく飲んでもらうために生まれた飲み物です。
公式サイトにも「学校給食に楽しさとおいしさを」という言葉が掲げられています。
子どもが飲むことを前提に作られてきた、という点は押さえておいてよいでしょう。
ミルメークのコーヒー味にカフェインは入っている?
では、コーヒー味にはカフェインが入っているのでしょうか。
開発のきっかけにインスタントコーヒーが使われていることから、コーヒー味にはカフェインが含まれると考えられます。
ただし、公式サイトにカフェインの量は載っていません。
具体的な数字を挙げて紹介しているものもありますが、出どころが示されておらず、メーカーの公表値ではないので、ここでは使いません。
正確に知りたい場合は、大島食品工業に問い合わせるのが確実です。
もうひとつ知っておきたいのが、ココア味です。
食品安全委員会の資料では、世界保健機関の説明として、ココアは紅茶やコーラとほぼ同じくらいのカフェインを含むと紹介されています。
コーヒー味を避けてココア味にしても、カフェインがなくなるわけではありません。
量が分からない以上、「給食で出るから平気」と考えるより、家では飲む量と時間を決めておくほうが確実です。
年齢別の目安で考えるミルメークの量
では、家で使うときはどのくらいを目安にすればよいのでしょうか。
食品安全委員会の資料で紹介されているカナダ保健省の目安では、4〜6歳の子どもは1日45mgまでとされています。
同じ目安で、7〜9歳は62.5mgまで、10〜12歳は85mgまでです。
3歳以下については数字が示されていません。
ミルメークのカフェイン量は分からなくても、1日の上限があることを知っていれば、ほかの飲み物と合わせて考えられます。
ミルメークは小袋の粉末を牛乳に溶かして飲む作りです。
公式サイトの商品一覧を見ると、1袋は5gから8gほどになっています。
家で量を決めるときは、この1袋という単位がいちばん分かりやすい目安です。
1袋を1杯分として、昼間に飲むのを基本にしておけば、目安から大きく外れることはないはずです。
同じように量で考えるなら、カフェインを公表しているパピコのコーヒー味の数字も参考になります。
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小さな子にはミルメークのコーヒー味以外を選ぶ
最後に、味の選び方です。
まだ小さな子に飲ませるなら、コーヒー味にこだわる必要はありません。
公式サイトの商品一覧には、コーヒーのほかに、いちご、バナナ、メロン、キャラメル、ココアの味が並んでいます。
家庭用は大手スーパーやドラッグストア、100円ショップなどで売られていると、公式サイトのQ&Aで紹介されています。
地域や店によって置いてある味は違うので、見つからないときは別の店をのぞいてみるとよいでしょう。
小学校に上がるまではコーヒー以外の味で楽しみ、給食で飲むころにコーヒー味に広げる、という順番にすると迷いません。
上の子と同じものを飲みたがるときも、味を変えるだけで一緒に楽しめます。
市販のコーヒー牛乳を飲ませる年齢の目安は、乳業メーカーが公式に示しています。
こちらも合わせて確認しておくと安心です。
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ミルメークのコーヒー味に関するよくある質問
ミルメークにカフェインは入っていますか?
コーヒー味は、開発のきっかけにインスタントコーヒーが使われていることから、カフェインを含むと考えられます。ただし、公式サイトに量は載っていません。
ミルメークのコーヒー味は何歳から飲めますか?
メーカーは年齢を示していません。小学校の給食で飲まれてきたので、家では小学生になるまでは量を控えめにするのが一つの考え方です。
給食でミルメークが出るのはいつからですか?
公式サイトによると、昭和42年にコーヒー味が最初のミルメークとして発売され、その後全国の小学校・中学校の給食で飲まれるようになりました。
2歳や3歳の子に飲ませてもいいですか?
カナダ保健省の目安は4歳からで、3歳以下の数字は示されていません。飲ませるならコーヒー以外の味を選ぶか、牛乳を多めにして薄めるのが安心です。
ミルメークのココア味ならカフェインは入っていませんか?
食品安全委員会の資料では、ココアも紅茶やコーラとほぼ同じくらいのカフェインを含むと紹介されています。カフェインがゼロになるわけではありません。
ミルメークはどこで買えますか?
公式サイトのQ&Aでは、家庭用の20個入りや5個入りが、大手スーパーやドラッグストア、100円ショップなどで売られていると紹介されています。
ミルメークの液体タイプもありますか?
あります。瓶からパックの牛乳に変わる学校が増えたことをきっかけに、昭和53年にコーヒー味の液体タイプが発売されました。
ミルメークは夜に飲んでも大丈夫ですか?
コーヒー味とココア味はカフェインを含むと考えられるので、夕方以降や寝る前は避け、朝や昼に飲むほうが安心です。
まとめ
ミルメークのコーヒー味は、何歳からという決まりもカフェインの量も示されていない飲み物です。
それでも、公式サイトの歴史をたどると、この飲み物の性格ははっきりしています。
昭和42年にコーヒー味から始まり、牛乳をおいしく飲んでもらうために、全国の小学校や中学校の給食で出されてきました。
子どもが飲むことを前提に作られてきた飲み物だということです。
だからといって、小さな子に同じように飲ませてよいとは限りません。
家では1回1袋までにして、夕方以降は避ける。
小学校に上がるまでは、いちごやバナナなどコーヒー以外の味で楽しむ。
そうした線を家で引いておけば、親が給食で親しんだ味を、子どもとも安心して分け合えるはずです。