お風呂上がりの1杯や、スーパーで目に入った紙パック。
甘いコーヒー牛乳は、子どもが欲しがる飲み物のひとつです。
ただ、名前に「コーヒー」とつく以上、何歳から飲ませていいのかは気になります。
上の子はもう飲んでいるけれど、下の子はまだ早いのか。
家で作るカフェオレと同じように考えていいのか。
結論からお伝えすると、雪印メグミルクは雪印コーヒーなどのカフェイン飲料について「3歳以上が目安」と公式に示していて、市販のコーヒー牛乳と家で作るカフェオレではカフェインの量が大きく違います。
子どものカフェインへの感じ方には個人差があります。
体調に気になる変化があるときは、かかりつけ医に相談してください。
この記事は、雪印メグミルク公式サイト、森乳業公式サイト、食品安全委員会のファクトシート、消費者庁と厚生労働省の公式情報をもとに整理しています。
まずは、コーヒー牛乳は何歳から飲めるのか、メーカーが示している目安から見ていきましょう。
コーヒー牛乳は何歳から飲める?
最初に、いちばん知りたい年齢の話です。
コーヒー牛乳については、メーカーが公式に目安を出しています。
雪印メグミルクは公式サイトで、雪印コーヒーなどのカフェイン飲料について、幼児の場合は3歳以上が目安だと案内しています。
同社の「乳幼児の利用目安」の表には、次のように書かれています。
雪印コーヒーなどのカフェイン飲料は刺激が強いので、乳幼児に与えるのは避けること。
幼児の場合は3歳以上が目安であること。
そして、3歳以上であっても一度に与える量を控えたり、牛乳などで薄めたりすること。
同じ表では、牛乳や乳飲料そのものについても、1歳を過ぎてから飲ませるよう書かれています。
コーヒー牛乳は、その牛乳にコーヒーが加わった飲み物だということです。
「3歳以上」は、3歳になればそのまま好きなだけ飲んでよいという意味ではなく、量を控えたり薄めたりしながら始める目安です。
ここを押さえておくと、次のカフェイン量の話が分かりやすくなります。
雪印コーヒーのカフェインは200mlで約10mg
続いて、カフェインの量を見ていきます。
雪印メグミルクによると、雪印コーヒーのカフェインは200ml(コップ1杯)あたり約10mgです。
同社は、商品によって異なるので詳しくはお客様センターに問い合わせてほしい、とも添えています。
雪印コーヒーは種類でいうと「乳飲料」で、原材料には砂糖などの糖類、乳製品、乳に加えてコーヒーが入っています。
では、10mgは子どもにとってどのくらいの量なのでしょうか。
食品安全委員会の資料で紹介されているカナダ保健省の目安では、4〜6歳は1日45mgまで、7〜9歳は62.5mgまで、10〜12歳は85mgまでとされています。
コップ1杯の雪印コーヒーは、4〜6歳の1日の目安と比べると5分の1ほどの量です。
メーカーが3歳以上を目安にしながら量を控えるよう添えているのも、この数字を見ると納得がいきます。
コーヒー牛乳とカフェオレのカフェインは大きく違う
ここで、多くの家庭が迷うポイントを見ておきます。
家で作るカフェオレも、コーヒー牛乳と同じように考えていいのでしょうか。
食品安全委員会の資料では、コーヒー(抽出液)のカフェインは100mlあたり60mgとされています。
これで計算すると、コーヒーと牛乳を半分ずつ混ぜたカフェオレ200mlには、コーヒー100ml分の約60mgのカフェインが入ります。
雪印コーヒー200mlの約10mgと比べると、およそ6倍です。
4〜6歳の1日の目安45mgも、カフェオレ1杯で超えてしまいます。
見た目が同じような茶色い飲み物でも、市販のコーヒー牛乳と家で作るカフェオレは、カフェインの量がまったく別物です。
大人のカフェオレを子どもに分けるときは、コーヒー牛乳の感覚でいないほうが安心です。
同じようにコーヒーを使うデザートでは、コーヒーゼリーも作り方で量が大きく変わります。
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雪印以外のコーヒー牛乳はカフェイン量を確かめる
雪印コーヒーはカフェイン量が公表されていますが、ほかの商品もそうとは限りません。
消費者庁によると、栄養成分表示で必ず書かれるのは熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の5つで、カフェインは含まれていません。
たとえば、森乳業の「わたぼくコーヒーミルク」は、公式サイトで生乳を90%使ったミルク感の強い味で、お子様にも飲みやすい仕上がりと紹介されています。
一方で、栄養成分表示にカフェインの量は載っていません。
子ども向けに飲みやすいとされている商品でも、カフェインの量は分からないことがあるわけです。
カフェインの量が書かれていない商品は、分かっている雪印コーヒーの数字を参考にしつつ、少なめから始めると迷いません。
給食でおなじみのミルメークのコーヒー味も、カフェインの量は公表されていません。
家で使うときの考え方は下記の記事にまとめています。
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子どもにコーヒー牛乳を飲ませるときの工夫
最後に、実際に飲ませるときのことです。
メーカーの目安にあるとおり、量と薄め方がポイントになります。
雪印メグミルクは、3歳以上であっても一度に与える量を控えたり、牛乳などで薄めたりするよう案内しています。
時間帯にも気をつけたいところです。
食品安全委員会の資料では、寝る直前に体重1kgあたり約1.4mgのカフェインをとると、子どもでも眠りに影響が出る可能性があるとされています。
体重15kgなら約21mgです。
雪印コーヒーならコップ2杯分にあたるので、お風呂上がりに何杯も飲むのは避けたほうが安心です。
もし小さな子が大人のコーヒーやカフェオレを飲んでしまったら、様子を見ることが大切です。
食品安全委員会の資料では、カフェインの作用として、めまい、心拍数の増加、興奮、不眠、下痢、吐き気などが挙げられています。
気になる様子があれば、かかりつけ医か、厚生労働省が案内している子ども医療電話相談(#8000)に相談できます。
コーヒー牛乳は、薄める・1杯まで・夜は控えるの3つを決めておけば、メーカーの目安に沿って楽しめる飲み物です。
コーヒー牛乳が好きだった子が、いつごろブラックのコーヒーをおいしく感じるようになるのかは、下記の記事で取り上げています。
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コーヒー牛乳に関するよくある質問
コーヒー牛乳は何歳から飲めますか?
雪印メグミルクは、雪印コーヒーなどのカフェイン飲料について、幼児は3歳以上が目安としています。3歳以上でも量を控えたり、牛乳で薄めたりするよう案内しています。
コーヒー牛乳は4歳から飲めますか?
メーカーの目安は3歳以上なので、4歳は目安に入ります。雪印コーヒーはコップ1杯で約10mgで、カナダ保健省の4〜6歳の目安45mgと比べると5分の1ほどです。
2歳の子に飲ませてもいいですか?
雪印メグミルクは、カフェイン飲料は刺激が強いので乳幼児に与えるのは避けるよう案内しています。2歳の子には控えるのが無難です。
子どもでも飲めるコーヒー牛乳はありますか?
雪印コーヒーは公式サイトで「大人から子どもまで楽しめる」と紹介され、カフェインは200mlで約10mgと公表されています。量が分かっている商品を選ぶと判断しやすくなります。
カフェオレは何歳から飲めますか?
家で作るカフェオレは、コーヒーと牛乳が半分ずつなら200mlで約60mgと、雪印コーヒーの約6倍です。コーヒー牛乳と同じ感覚で考えず、量を大きく控えるか、コーヒーを少なくして作ってください。
子どもがカフェオレを飲んでしまったときはどうすればいいですか?
いつもと違う様子がないかを見てください。気になる様子があれば、かかりつけ医か、子ども医療電話相談(#8000)に相談できます。
雪印コーヒーのカフェインはどのくらいですか?
雪印メグミルクによると、200ml(コップ1杯)あたり約10mgです。
わたぼくコーヒーミルクのカフェインはどのくらいですか?
森乳業の公式サイトの栄養成分表示には、カフェインの量は載っていません。正確に知りたい場合はメーカーに確かめてください。
まとめ
コーヒー牛乳は、メーカーが「3歳以上が目安」と公式に示している、数少ないコーヒー系の飲み物です。
雪印メグミルクは、雪印コーヒーなどのカフェイン飲料について、乳幼児は避けて3歳以上を目安とし、3歳以上でも量を控えたり薄めたりするよう案内しています。
そして、そのカフェインは200mlで約10mg。
4〜6歳の1日の目安と比べると5分の1ほどです。
気をつけたいのは、同じ茶色い飲み物でも、家で作るカフェオレはまったく別物だということです。
コーヒーと牛乳を半分ずつにすれば、同じ200mlで約60mg。
コーヒー牛乳の感覚で大人のカフェオレを分けると、それだけで1日の目安を超えることがあります。
市販のコーヒー牛乳は量を控えて薄めながら、家のカフェオレは子ども用に作り分ける。
この2つを分けて考えておけば、子どもが欲しがる1杯に、安心して応えられるはずです。