TBS日曜劇場「VIVANT」に登場するドラム(富栄ドラムさん)は、作中で一度も言葉を発しません。
野崎守の助手として活躍し、驚異的な身体能力を見せる一方で、会話はすべてスマートフォンの音声アプリを介して行われます。
結論からお伝えすると、
ドラムがしゃべらないのは言葉を発しない人物という作中の設定で、
制作の過程で話さない役に変わったと報じられています。
この記事では、作中の設定と演者本人の実際の状況を分けて整理したうえで、なぜこの設定が生まれたのか、そして幼少期のドラムがどう描かれているかまで解説します。
なお、この記事は前作「VIVANT」とサイドストーリー、第23話までの内容に触れます。
未視聴の方はご注意ください。
この記事は、TBSの公式サイトとその他の資料をもとに整理しています。
推測にあたる部分は、その旨を明記して事実と区別しています。
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VIVANTの富栄ドラムがしゃべらない理由は作中の設定
ドラムは言葉を発することができない人物として設定されており、会話はスマートフォンの音声アプリを通して行われます。
この設定は物語の初期から一貫しています。
ドラムは野崎守(阿部寛さん)の助手として登場し、バルカ共和国での移動から戦闘まで幅広く乃木たちを支える存在ですが、そのやりとりはすべてアプリの音声が代弁します。
重要なのは、この「話せない」がキャラクターの設定であって、演者の事情ではないという点です。
「病気で喋れないのでは」と心配する声もありますが、そこは切り分けて理解する必要があります。
なお、TBS公式サイトの登場人物紹介でも、ドラムは「音声アプリで会話する野崎の助手」として説明されており、驚異的な身体能力を持つ有能なサポーターという位置づけです。
登場人物と組織の関係を先に整理しておきたい場合は、下記の記事でまとめています。
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VIVANTのドラムを演じる富栄ドラムさん本人は話せる
結論として、富栄ドラムさん本人は問題なく話すことができます。
これは推測ではありません。
実際に本人の声が公の場で披露されています。
つまり作中で話さないのは、あくまで役柄としての表現です。
放送当時から「本当は喋れないのでは」という誤解が広がりましたが、ラジオでの生声披露はその誤解を本人が自ら解いた出来事でもありました。
ドラムというキャラクターがここまで印象に残るのは、言葉を封じたまま存在感を成立させているからです。
演者が話せないのではなく、話せる俳優が意図的に一切声を出していないという点に、この役の難しさがあります。
VIVANTのドラムはなぜ話さない設定に変更されたのか
もともとドラムは話す設定だったものが、制作の過程で変更されたと報じられています。
ここは公式が正面から説明した情報ではないため、報道として扱う必要があります。
結果として、声を林原めぐみさんが担当する形になりました。この判断が、ドラムというキャラクターの魅力をむしろ押し上げたことは間違いありません。
ただし、上記の3点はいずれも報道ベースの情報です。制作側が公式に理由を並べて発表したものではないため、確定情報として受け取るのは避けたいところです。
一方で確かなのは、この設定変更が作品側にとって大きな成功だったという点です。言葉を持たない人物が音声アプリを通じて意思を伝えるという構造は、他のドラマではまず見られません。
VIVANTの幼少期のドラムは普通に話していた
サイドストーリーでは、幼少期のドラムが普通に話している姿が描かれています。
これはドラムを語るうえで見落とせない事実です。
生まれたときから言葉を持たなかったわけではなく、どこかの時点で話せなくなったということになります。
ここで思い出したいのが、ジャミーンという少女の設定です。ジャミーンは目の前で母を亡くしたことで話せなくなったとされています。ドラムにも同種の、言葉を失うほどの経験があったのではないかという見方が出ています。ただしこれは視聴者側の推測です。ドラムが話せなくなった経緯そのものは、第23話までの本編でははっきり説明されていません。なお、そのジャミーンは第2シーズンで演じる俳優が交代しています。経緯は下記の記事で整理しています。
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VIVANTのジャミーン役変更はなぜ?前任者の今と年齢の逆転
VIVANTのジャミーン役は、前作のナンディン-エルデネ・ホンゴルズラから本間さえに変わりました。TBSは理由を発表していません。前任者の今と、新任者のほうが年下という年齢の逆転、ほかの主な配役変更もあわせてまとめています。
前作とサイドストーリーを見返して幼少期の描写を確認したい場合、「VIVANT」はU-NEXTで配信されています。ドラムの登場回だけを拾って見返すという使い方にも向いています。ドラムが言葉を発しない理由の手がかりは、第1シーズンとサイドストーリーの描写にあります。台詞のない芝居で何を伝えているのかは、実際に見ると理解の解像度がまるで変わります。
※無料トライアルの条件や配信状況は変更される場合があるため、登録画面で最新情報を確認してください。
VIVANTの富栄ドラムさんは元力士でエキストラからレギュラーへ
富栄ドラムさんは元力士で、VIVANTにはエキストラのオーディションから参加してレギュラー出演にたどり着きました。
この経歴を知ると、ドラムというキャラクターの説得力の出どころが見えてきます。
本人はTBS公式のインタビューで、当初はエキストラのオーディションに参加していたと語っています。
「福澤克雄監督の作品ですので、何とか選ばれたいと思っていたら、どんどん話が進んで」という経緯で、レギュラー出演が決まったとのことです。
相撲では結果を残せず挫折を経験したという本人の言葉もあり、役者としての経験がないところから、あの存在感にたどり着いたことになります。
第22話でドラムが銃弾を受けても助かった理由と、お腹は脂肪か筋肉かの話はこちらでまとめています。
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VIVANTのドラムは銃弾を受けても生きている?助かった理由を考察
VIVANTのドラムは、第22話でリュウに6発撃たれても生きていました。銃弾が内臓に届かなかった理由、チンギスの救出、わざと急所を外した説、吐血の謎に加え、第23話で野崎を撃ったリュウの狙いとのつながりまでまとめています。
VIVANTのドラムの役作りは林原めぐみさんの声で方針を変えた
富栄ドラムさんは当初、感情のない機械的なイメージで役を作ろうとしていましたが、林原めぐみさんの収録に立ち会って方針を変えたと語っています。ここはドラムというキャラクターの成り立ちがよく分かるエピソードです。
TBS公式のインタビューで本人はこう述べています。最初はあまり感情のない機械の声のようなイメージで表情の練習をしていたものの、林原さんの収録に立ち会ったときに、それまで考えていたものは違うと気づいたとのこと。
理由は「林原さんの声があまりにもかわいすぎた」からだそうです。
声を他人に委ねるという設定が、結果的に演者の芝居そのものを変えたわけです。
アプリの声とドラムの表情のギャップが愛される理由は、この試行錯誤から生まれています。
ドラムの林原めぐみさんのほかにVIVANTに出演している声優は、下記の一覧にまとめています。
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VIVANTの声優一覧|誰が誰の声か吹き替えキャストと登場話
VIVANTの声優一覧です。第23話でエリシャの声を務めた古川登志夫をはじめ、チンギスの大塚明夫やタイランの若本規夫ら22人の担当と初登場の話を、代表作とあわせて整理しました。コナンや鬼滅の刃の声優と、同時通訳機で吹き替える理由も解説します。
【第23話時点】VIVANTのドラムの過去と話せない理由は明かされたのか
最後に、第23話までの本編でドラムの過去がどこまで描かれたのかを確かめておきます。
第23話までの本編で、ドラムが声を失った経緯ははっきりとは描かれていません。
ドラムの過去そのものは、7月12日から配信されたサイドストーリー『ドラム-VIVANT THE ORIGIN STORY-』が扱っています。
第22話では、公式Xが「口が滑ってごめんね」という言葉でドラムの場面を伝えていました。
🔴 #VIVANT 放送中 ⚫️
— 日曜劇場『VIVANT』【公式】 (@TBS_VIVANT) 2026年10月25日
口が滑ってごめんね🙏
#VIVANTep22 pic.x.com/6t0FrG2z6l
話せない設定のドラムが「口が滑る」という場面は、アプリの声で話す役だからこその見どころでした。
話せない理由に最終回で触れられるのかは、11月8日の放送で確かめられます。
VIVANTのドラムに関するよくある質問
富栄ドラムはなぜしゃべらないのですか?
VIVANTのドラムが、言葉を発しない人物として設定されているからです。もともとは話す設定で、声がキャラクターのイメージに合わなかったことなどから話さない役に変わったと報じられています。
ドラムが話せない理由は何ですか?
作中で言葉を発することができない人物として設定されているためです。会話はスマートフォンの音声アプリを介して行われます。
俳優の富栄ドラムさんは実際に話せないのですか?
話せます。2023年9月26日にTBSラジオへ出演し、放送後初めての声出しを行っています。その後も複数の番組に生出演しています。
ドラムの声を担当しているのは誰ですか?
声優の林原めぐみさんです。ドラムが使う音声アプリの声として出演しています。
ドラムは生まれたときから話せなかったのですか?
いいえ。サイドストーリーでは幼少期のドラムが普通に話している姿が描かれています。後から声を失ったことになりますが、その原因は第23話までの本編ではっきり描かれていません。
なぜ話さない設定になったのですか?
もともとは話す設定だったものが変更されたと報じられています。声のイメージ、演技経験、海外展開などが理由として挙げられていますが、公式に発表された情報ではありません。
富栄ドラムさんはどんな経歴の人ですか?
元力士です。伊勢ヶ濱部屋に所属し、最高位は東幕下6枚目で2021年に引退しました。VIVANTにはエキストラのオーディションから参加しています。
ドラムは第2シーズンにも登場しますか?
登場しています。第11話では乃木の指示でアリの襲撃に加わり、第22話ではリュウに撃たれたものの、チンギスに救い出されました。
ドラムの過去は明かされるのですか?
過去はサイドストーリー『ドラム-VIVANT THE ORIGIN STORY-』が扱っています。第23話までの本編では、声を失った経緯ははっきり描かれていません。
まとめ
ドラムが話せないのは作中の設定であり、演じている富栄ドラムさん本人は問題なく話すことができます。
作中のドラムは言葉を発せず、スマートフォンの音声アプリを通じて会話します。
その声を担当しているのは林原めぐみさんです。
一方で富栄ドラムさんは2023年9月にTBSラジオで生声を披露しており、話せないのは役柄としての表現にすぎません。
この設定は当初から決まっていたものではなく、制作の過程で変更されたと報じられています。
声のイメージや演技経験、海外展開が理由として挙げられていますが、公式の説明ではないため断定はできません。
そして見逃せないのが、サイドストーリーで幼少期のドラムが普通に話しているという点です。
生まれたときから声がなかったのではなく、どこかで失ったことになります。
その経緯は第23話までの本編でははっきり描かれていません。
第2シーズンではドラムの過去に関わる新キャストが発表されています。
2クールという長い尺の中で、あの沈黙の理由がどう明かされるのか。
ドラムを追いかけるうえで最大の見どころになりそうです。