年末が近づくと気になってくるのが、正月飾りをいつ出すか。
「29日はだめって聞いたけど、30日なら大丈夫?」「大掃除が終わらなくて28日に間に合わないかも…」と、毎年なんとなく迷ってしまいますよね。
結論からお伝えすると、
2027年のお正月を迎える飾りは、2026年12月28日までに出しておくと安心です。
間に合わなければ30日でも大丈夫ですよ。
外す日は地域によって違い、2027年1月7日か15日がひとつの目安になります。
この記事は、神社本庁の公式サイト、および愛知県神社庁・京都地主神社・新潟総鎮守白山神社の公式案内をもとに整理しています。
まずは、2026年の年末のカレンダーを見ながら、飾る日を確認していきましょう。
正月飾りはいつから飾る?2027年正月の日程
最初に、2027年のお正月に向けて、いつ飾ればいいのかを確認しましょう。
2027年のお正月でも、準備をするのはその前の年、2026年の12月です。
飾り始める日をひとつ決めるなら、2026年12月28日までに出しておくのがいちばん安心です。
昔から、12月13日の「煤払い(すすはらい)」がお正月準備の始まりとされてきました。
とはいえ、13日に飾らなければいけないわけではありません。
家の掃除が終わってから、都合のいい日に出せば大丈夫です。
28日までに、というのは神社の案内でも目安にされている日付です。
お神札(おふだ)を新しくするのも28日までが一般的で、門松も「28日まで、または30日」に飾るのがよいとされています。
2026年の12月28日は月曜日。
平日で時間が取りにくいなら、その前の26日(土)や27日(日)に掃除をして、そのまま飾ってしまうのもいいですね。
「2027年のお正月飾りは、2026年の12月に出す」とだけ覚えておけば、年末に日付で慌てることはありません。
28日までに飾るなら、その前に家の掃除を済ませておきたいところです。
年末の大掃除を無理なく済ませる方法は、次の記事でまとめています。
-
-
大掃除をしないのはダメ?年末にしない人の割合と困らない済ませ方
大掃除をしないのはダメなのか。年末に大掃除をしない人は4割前後いて、多い理由は「普段やっているから」です。しないとどうなるのか、やらない方がいい日はあるのか、最低限ここだけ済ませる場所、家族と意見が違うときの考え方まで解説します。
正月飾りは12月28日までがいい?
では、なぜ「28日まで」とよく言われるのでしょうか。
28日は、年末の慌ただしさが本格的になる前に飾れる、いちばん分かりやすい目安の日です。
正月飾りは、新しい年の神様を気持ちよくお迎えするためのもの。
大みそか直前にバタバタと出すより、玄関や飾る場所をきれいにしてから、少し余裕をもって飾りたいですよね。
ただ、「28日を過ぎたらもう飾ってはいけない」という意味ではないので安心してください。
神社の案内でも、飾る日として28日と並んで30日が挙げられています。
12月28日は平日なので、仕事で準備できない人も多いでしょう。
無理にその日に合わせるより、前の週末に出してしまうか、30日に落ち着いて飾るか、自分の予定に合うほうを選んでみてください。
「28日まで」は予定を立てやすくするための目安。間に合わなくても、30日という選び方がちゃんと残っています。
正月飾りを29日と31日に避ける理由
続いて、年末の中でも特に避けたほうがいいとされる2日を見ていきます。
12月29日と31日は、縁起や「一夜飾り」を気にして、正月飾りを出すのを避ける習わしがあります。
29日は「二重苦(にじゅうく)」の語呂合わせから、縁起がよくない日だと考えられてきました。
31日は、お正月の前日に慌てて飾る「一夜飾り」になってしまうため、昔から避けられてきたんです。
大みそかは年越しそばの日でもありますよね。30日に食べてもよいのかは、こちらで紹介しています。
-
-
年越しそばはいつ食べる?30日に食べてもよい理由と31日との違い
年越しそばを30日に食べても大丈夫?大みそかに食べる習わしと、30日に食べる場合の考え方を整理しました。31日は何時に食べるのか、年を越してから食べてもよいのか、晦日そばとの違いや家族と予定が合わないときの決め方も紹介します。
とはいえ、これは地域や家庭で受け継がれてきた習わしで、うっかりこの日に飾ったからといって何か悪いことが起きるわけではありません。
気になるなら28日までか30日に飾れば、悩まずに済みますよ。
本当に大切なのは、日付そのものより、家の中を整えて気持ちよく新年を迎えることなのかもしれません。
避ける理由を知っておくと、年末に「この日で大丈夫かな」と迷わずに、家族に合う日を選べます。
正月飾りは12月30日に飾っていい?
28日に間に合わなかったとき、気になるのが30日ですよね。
2026年12月30日に飾るのは、神社の案内でも紹介されている選び方なので大丈夫です。
「28日までに飾るか、30日に飾るのがよい」と案内している神社もあります。
29日を避けて、大みそかを待たずに飾れる日が30日、と考えると分かりやすいでしょう。
2026年の30日は水曜日です。
仕事や年末の用事で忙しいなら、玄関の掃除と飾りの準備を前の日までに済ませておくと、短い時間でもさっと出せます。
しめ飾りを掛ける場所や、門松を置く場所も先に決めておきましょう。
マンションなどの集合住宅では、玄関の外に飾れるかどうか決まりがあることもあるので、気になるなら確かめておくと安心です。
28日に間に合わなくてもあきらめなくて大丈夫。30日に落ち着いて飾れば、気持ちよく新年を迎えられます。
正月飾りは2027年のいつ外す?
飾る日と一緒に、外す日も決めておくと便利ですよ。
しめ飾りや門松は「松の内」が終わるころに外しますが、その日付は地域によって違います。
松の内は、今は1月7日までとする地域が多い一方で、もともとは小正月の1月15日までだったといわれています。
今も15日ごろまでを松の内とする地域もあるんです。
2027年なら、1月7日(木)を目安にする地域もあれば、15日(金)を目安にする地域もあるということですね。
鏡餅は、しめ飾りと同じ日に片づけるとは限りません。
鏡餅は「鏡開き」に合わせて下ろす家庭が多く、鏡開きは1月11日に行うところが多いようです。
2027年の1月11日は月曜日にあたります。
住んでいる地域の習わしや、家族のやり方が分かるなら、それに合わせるのがいちばんです。
分からないときは、近くの神社に聞いてみると迷わずに済みますよ。
外す日は全国で同じではないので、しめ飾りと鏡餅を分けて考えておくと間違えにくくなります。
外す日の目安になる松の内は、初詣に行く時期の目安とも重なるところです。
2027年の初詣の日取りは、次の記事で確認できます。
-
-
初詣はいつまでに行けばいい?松の内と節分の目安と2027年の日取り
初詣はいつまでに行けばいいのか。目安になる松の内は地域で違い、間に合わないときは節分までが目安です。初詣に行ってはいけない日はないことと、2027年の日取りと混む時間、初詣に行かないという選び方まで、わかりやすく整理しました。
正月飾りのしめ飾りと門松と鏡餅は同じ日?
最後に、飾りの種類ごとの違いも見ておきましょう。
しめ飾りと門松は神様をお迎えするための飾り、鏡餅は神様へのお供えだと考えると分かりやすいです。
正月飾りは、新しい年の神様である「年神様(としがみさま)」が迷わず家に来られるようにするための目印といわれています。
門松は玄関先に、しめ飾りは玄関などに飾るのが一般的ですね。
鏡餅は年神様へのお供えで、28日か30日にお供えして、1月11日の鏡開きで下ろす流れが多いようです。
3つ全部をそろえなければいけない、というわけではありません。
住まいの広さや家族の習わしに合わせて、無理のない範囲で準備すれば大丈夫です。
飾りを翌年も使えるのか、処分に困ったときはどうするのかは、それぞれ次の記事でまとめています。
飾りの役割の違いが分かると、出す日だけでなく片づける日も決めやすくなります。
-
-
正月飾りの使い回しはダメ?毎年替えるものと来年も使えるものの見分け方
正月飾りの使い回しはダメなのか。毎年替えるのは年神様を迎える目印だからという理由と、素材で分ける考え方、しめ縄とリースで違う答え、使い回すなら飾る前にするひと手間、来年も使うためのしまい方、使い回しをやめるときの手放し方まで解説します。
-
-
正月飾りの処分を忘れたら?時期を過ぎてもできる手放し方と神社の確かめ方
正月飾りの処分を忘れたときの手放し方をまとめました。時期を過ぎても神社で受け付けてもらえるかは神社しだいで、明治神宮のように正月飾りを受け付けないところもあります。自宅で清めてごみに出す手順と分け方、来年まで取っておく場合の注意も整理しています。
正月飾りの日付でよくある質問
2027年の正月飾りは2027年1月から飾りますか?
いいえ、飾るのは前の年の2026年12月です。28日までを目安に準備すると分かりやすいですよ。
12月13日に飾らなければいけませんか?
13日はお正月準備の始まりとされる日ですが、その日に飾る必要はありません。掃除を済ませてから、都合のいい日に出せば大丈夫です。
2026年12月30日でも遅くありませんか?
30日に飾るのは、神社の案内でも紹介されている選び方です。前の日までに飾りを用意しておくと、落ち着いて出せますよ。
29日に飾るとだめですか?
「二重苦」の語呂合わせから避ける習わしがあります。気になるなら、28日までか30日を選ぶと安心です。
31日に飾ってしまったらどうすればいいですか?
一夜飾りを避ける習わしはありますが、すでに飾ったものを慌てて外す必要はありません。次の年から少し余裕をもって準備できれば十分です。
しめ飾りを外すのは1月7日と15日のどちらですか?
地域によって松の内の区切りが違います。近くの神社や、家族の習わしに合わせてみてください。
鏡餅も1月7日に片づけますか?
鏡餅は、1月11日の鏡開きに合わせて下ろす家庭が多いです。
まとめ
2027年のお正月に向けた飾りを出すのは、前の年の2026年12月です。
28日までに飾るのがいちばん分かりやすく、間に合わなければ30日を選んでも大丈夫。
29日と31日を避ける理由も知っておけば、年末に日付で悩むこともなくなるでしょう。
外す日は地域の松の内によって違うので、2027年1月7日か15日を目安に、住んでいる地域の習わしに合わせてみてください。
忙しい年末ですが、気持ちよく新しい年を迎えられるといいですね。
飾るのは2026年12月28日まで、外すのは地域の松の内に合わせて、と覚えておけば安心です。