年末が近づくと、お店の前にずらりと並ぶ福袋。
楽しそうだなと思う一方で、「中身が分からないものにお金を出すのはちょっと…」「去年のも使わないまま眠っている」と感じている人も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、福袋はいらないと感じるのはあなただけではありません。
福袋を買うと決めている人は約1割という調査もあり、今は「欲しいものだけを選んで買う」人が増えています。
それでも買うなら、中身が分かる福袋や、払った金額分の引換券が入った福袋を選ぶと外しにくくなります。
この記事は、調査会社の公表データ、フリマアプリの公式ガイド、および報道各社の記事をもとに整理しています。
まずは、福袋を買わない人がどれくらいいるのかから見ていきましょう。
福袋はいらないと感じる人は多い
最初に、周りの人がどう考えているのかを確かめておきましょう。
福袋を「買う」と決めている人は約1割で、買わない人のほうがずっと多くなっています。
くふう生活者総合研究所が2025年11月末から12月はじめにかけて、家計簿や買い物情報のサービスを使う5,403人に聞いた調査では、福袋を「購入する」と決めている人は約1割、「未定」が約2割でした。
別の調査では、福袋を「購入しない」と答えた人が68.4%で、「購入する」と決めていた11.1%を大きく上回ったと報じられています。
背景には、長引く物価高があると見られています。
街の声として、「欲しい物が入っているか分からないので買わない」「失敗したら怖い。
セールで自分の欲しい物を買った方がいい」といった声も紹介されていました。
福袋を買わないのは少数派の変わった選択ではなく、今ではむしろ多くの人が選んでいる、ごく自然な買い方だと考えられます。
福袋がいらないと言われる理由
続いて、なぜ福袋はいらないと感じる人が多いのかを見ていきます。
福袋がいらないと言われるいちばんの理由は、中身が選べず、使わないものまで家に増えてしまうことです。
服の福袋なら、トップスとボトムスでサイズが合わなかったり、好みではない色やデザインが入っていたりします。
元アパレル販売員の人は、福袋には売れ残った商品が入っていることもあると明かしていて、「安さ」だけで買ったものは結局使われず、もったいなくて捨てられないという悪循環になりやすいと話しています。
もうひとつよく聞くのが、おまけのグッズやバッグです。
お店の名前や年号が大きく入ったトートバッグやマグカップが毎年たまってしまい、「もうグッズはいらない」と感じる人も少なくありません。
福袋の値段は安く見えても、使わないものの分まで払っていると考えると、「欲しいものを1つ買うほうが結局お得」という考え方にも納得がいきます。
福袋を買う人の心理は「楽しみ」と「外したくない」
ここで、反対に福袋を買う人の気持ちも見てみましょう。
福袋を買う人は、年始ならではのワクワク感を楽しみつつ、実は「外したくない」気持ちも強く持っています。
初売りについての別の調査では、買う派の人が「年始ならではの雰囲気やワクワク感を体験したい」と答えていました。
一方で、先ほどの5,403人の調査では、福袋を選ぶときに重視することとして、「価格」が61.1%、「好きなショップ・ブランド」が50.6%、「中身がわかっていること」が49.7%にのぼっています。
つまり、福袋を買う人の半分近くが「中身が分かること」を大事にしているということです。
「何が入っているか分からないドキドキ」より「確実にほしいものが入っている安心」を選ぶ人が増えていて、買う人といらない人の気持ちは、思っているほど離れていないのかもしれません。
福袋がいらない人でも選びやすい福袋
「福袋はいらないけれど、ちょっと楽しみたい」という人もいると思います。
福袋を買うなら、食料品や引換券が入ったものや、中身が分かる福袋を選ぶと外しにくくなります。
5,403人の調査で「欲しい福袋」を聞いたところ、1位は食料品で46.6%、2位は割引チケット・商品引換券で45.8%、3位は菓子・スイーツで38.8%、4位が消耗品・生活必需品で28.7%でした。
食べたり使ったりしてなくなるものは、家に残って困ることがありません。
福袋を40年以上買い続けている福袋研究家の米倉勝巳さんは、以前はファッション系が花形だったのが、物価高で食品系が中心になりつつあると話しています。
最近増えているのが「元金担保型」と呼ばれる福袋で、払った金額と同じくらいの商品券や引換券が最初から入っているタイプです。
たとえばケンタッキーフライドチキンの福袋は、3,500円で5,350円相当の引換券とオリジナルグッズが入っていたと紹介されています。
「福袋は買わない」と決めるのも、「使い切れるものだけ買う」と決めるのも、どちらも無駄を減らす選び方です。
年末年始の「いらない」を減らす考え方は、おせちの記事でもまとめています。
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福袋の中身がいらないときは売るか譲る
もう買ってしまった福袋に、いらないものが入っていたときの手放し方です。
福袋の中身がいらないときは、フリマアプリやリユースショップで売るか、欲しい人に譲るのがおすすめです。
売るなら、フリマアプリで同じ商品がいくらで売れているかを見てから値段を決めると、売れ残りにくくなります。
手数料や送料がかかるので、手元にいくら残るかも先に計算しておきましょう。
新品のまま、タグや箱も付けておくと、買い手が見つかりやすくなります。
店頭や宅配で買い取ってもらえるリユースショップなら、1点ずつ出品する手間が省けます。
譲るなら、家族や友人に声をかけるときは、相手が断りやすいように「よかったら」と軽く聞くのがコツです。
地域の掲示板サービスを使って、近くの欲しい人に譲る方法もあります。
使わないものを早めに手放せば、家の場所も気持ちもすっきりしますし、欲しかった人にとってはうれしい「福」になります。
福袋の中身をフリマで売るときはルールに気をつける
フリマアプリで売るときには、知っておきたい決まりがあります。
メルカリでは、福袋の中身を入れ替えたものや、未開封を装った出品は禁止されています。
メルカリの公式ガイドでは、「取引する商品が特定できないもの」の出品を禁止していて、その中に「市販の福袋やカードパックなどの内容物を入れ替えたものや、未開封を装ったもの」が含まれています。
写真や説明から何が届くのか分からない出品や、いくつかの商品をランダムに組み合わせた出品も対象です。
いらない中身を売るときは、福袋としてまとめて出すのではなく、1点ずつ写真を撮って、ブランド名や色、サイズをはっきり書いて出品すると安心です。
ほかのフリマアプリでも決まりが違うことがあるので、出品する前にそれぞれのガイドを確かめておきましょう。
ルールを守って1点ずつ出せば、買う人も安心して選べるので、結果的に早く売れやすくなります。
福袋はいらないと感じる人によくある質問
福袋はいらないと思うのはおかしいですか?
おかしくありません。福袋を買うと決めている人は約1割という調査もあり、買わない人のほうがずっと多いです。
福袋を買わない人はどれくらいいますか?
ある調査では、福袋を「購入しない」と答えた人が68.4%で、「購入する」と決めていた人は11.1%でした。
福袋を買わない理由で多いのは何ですか?
中身が見えないこと、サイズや好みが合わないこと、使わないものが家に増えることなどが挙げられます。
福袋を買う人の心理は?
年始ならではのワクワク感を楽しみたい気持ちがある一方で、価格や好きなブランド、中身が分かることを重視する人が多く、「外したくない」気持ちも強いようです。
失敗しにくい福袋はありますか?
食料品や引換券が入った福袋、中身が事前に公開されている福袋は外しにくいです。払った金額分の引換券が入った「元金担保型」も増えています。
福袋のいらないものはどうすればいいですか?
フリマアプリやリユースショップで売るか、家族や友人、地域の掲示板サービスで欲しい人に譲る方法があります。
福袋をメルカリで売ってもいいですか?
中身を1点ずつ特定して出品するなら売れます。ただし、市販の福袋の中身を入れ替えたものや、未開封を装った出品は禁止されています。
福袋のバッグやグッズがいらないときは?
新品ならフリマアプリで売ったり、エコバッグとして使ってくれる人に譲ったりできます。お店の名前が入ったものは、使う人を選ぶので早めに手放すのがおすすめです。
まとめ
福袋はいらないと感じるのは自然なことで、今は買わない人のほうがずっと多くなっています。
中身が選べない福袋は、使わないものまで家に連れてきてしまいます。
その一方で、福袋を買う人も「中身が分かること」を大事にしていて、食料品や引換券が入った外しにくい福袋が増えています。
福袋を買うか買わないかより、「使い切れるものだけを家に入れる」という軸を持っておくと、年始の買い物で迷うことがぐっと減ります。
もし中身がいらなかったら、ルールを守って売るか譲るかして、次に使ってくれる人に渡してあげましょう。