できあがった写真を開いた瞬間、思っていたものと違った。
髪が乱れたまま写っている、表情が硬い、顔の加工が強すぎて別人に見える。
決して安くない金額を払ったぶん、余計に落ち込みます。
まず知っておきたいのは、手を打てる期限が過ぎているかどうかです。
そこで打てる手がまったく変わります。
この記事では、撮り直しができる場面とできない場面を分けたうえで、すでに手元にある写真にできること、そして次に撮るときの頼み方までを整理しました。
特定の写真館を責める内容ではありません。
同じことが繰り返し起きているのは、個々の店の問題というより、撮影の進み方にそういう構造があるためです。
そこを知っておくと、次の一手が選びやすくなります。
この記事の調査データは実施主体・時期・対象人数を明記し、実際に語られている体験は個人が特定されない形で扱っています。
まずは、いちばん急ぐ話から見ていきましょう。
七五三写真の撮り直しは納品前しかできない
期限の話を先にします。
ここが分かれ目です。
撮影中や写真を確認している段階なら応じてもらえることが多い一方、納品後の撮り直しは特別な場合を除いてまず無いとされています。
つまり、その場で「髪が乱れています」「小道具が写り込んでいます」と言えるかどうかで、結果が変わってしまうということです。
日程の変更については、店によって扱いが違います。
子どもの機嫌が悪いときは別日に振り替えられるところもあるので、予約の段階で聞いておくと当日の判断が楽になります。
すでに納品されている場合、ここから先は別の手を考えることになります。
ただ、写真そのものを直す方法は残っています。
七五三写真にがっかりする原因は5つに分かれる
次に、何にがっかりしているのかを分けておきます。
原因によって、打てる手が違うからです。
語られている不満は、進行・写り込み・加工・料金・衣装の5つに整理できます。
たとえば、5歳と3歳のきょうだいを撮ってもらった人は、同じ時間帯に他の家族もいたため撮影が急ぎ足になり、娘の髪が乱れたまま写っていた、息子の写真には小道具のかごが入り込んでいた、と書いていました。
加工については、顔の補正が強すぎて不自然になった、修正が粗くて体の一部がずれていた、という声もあります。
しかも直してもらうには写真を持ち込む必要があり、祖父母に配ったぶんを回収しなければならなかったという話まであります。
どれも担当者個人の腕というより、店の仕組みとして決まっている部分です。
だからこそ、次に頼むときは仕組みのほうを確認する意味があります。
七五三写真がもう手元にある場合にできること
納品済みでも、あきらめる前に確認したいことがあります。
データがあるなら、トリミングや補正で印象を変えられる場合があります。
神社で撮ってもらった写真の人物が小さすぎて残念だった、という相談に寄せられた返信が具体的でした。
いまのカメラは画素数が高いので、拡大して人物の部分だけ切り取っても粗くなりにくいというものです。
同じ相談に、もう一つ視点を変える返信がありました。
背景が多く写っている写真は、後から見返したときに味が出るというものです。
神社の石段や周りを歩く人の様子が入っていると、その日の空気ごと残ります。
子どもが大きくなってから見たときに、自分はここにいたのだと実感しやすい、と書かれていました。
人物が小さいことは、いま見ると失敗でも、10年後には情報量になります。
判断を急がず、データだけは手元に残しておくほうが選択肢が残ります。
七五三写真で子どもが泣いてしまったとき
がっかりの理由が子どもの表情だった場合は、少し話が変わります。
泣く原因は気持ちではなく、空腹と衣装の重さによる疲労であることが多いようです。
7歳の娘に振袖を着せて出張撮影を頼んだ家庭の記録が、それをよく表しています。
朝食が十分にとれていないうえ、着物が重くて娘はすでに疲れ切っていました。
そこへ「せっかくなんだから」と笑顔を促し、「笑って」と強く言った瞬間に大泣きしてしまったそうです。
書いた本人は、娘はもう最大限まで頑張っていたのだと振り返っています。
この家庭では、着物を脱がせて食事をとらせたところ子どもが回復し、そのあとに最高の笑顔の写真が撮れたと書かれていました。
つまり、崩れた時点で終わりではありません。
予約の時間に間に合わせようとして押し切るより、いったん止めたほうが結果的にいい写真が残ることがあります。
撮影当日の段取りは、祖父母が同席する場合はさらに動かしにくくなるので、そちらの調整も含めて考えておくと余裕が生まれます。
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七五三写真は高く払えば満足できるわけではない
費用と満足度の関係も見ておきます。
約10万円をかけて納得できなかった人がいる一方、実際にかけている金額の中心はもっと低い層です。
出張撮影サービスが2024年8月に、2023年に七五三を行った親250名へ実施した調査では、総額は1万円から4万円未満が37.6%で最も多く、次いで4万円から7万円未満が31.6%でした。
前年より節約する傾向が強まっていると報告されています。
ちなみに同じ調査では、実施したことの内訳も出ています。
衣装の着用が85.6%、神社やお寺での参拝が62.4%に対し、スタジオでの撮影は61.2%でした。
金額が上がる主な理由は、撮影そのものではなく買う商品の数です。
アルバムの冊数や台紙の枚数を増やすほど総額は伸びます。
ところが、後になって「写真館の写真はほとんど見返さず、自分たちで撮ったスマホの写真ばかり見ている」と気づいたという声もありました。
見返す回数まで含めて考えると、何にお金を配分すべきかが変わってきます。
七五三写真のデータを買うかどうかで後が変わる
商品の選び方の中でも、データの扱いは分けて考える価値があります。
データがあるかどうかで、あとから直せるかどうかが決まります。
先に見たとおり、納品後の撮り直しはまず通りません。
それでもデータさえあれば、トリミングも補正も自分の手で試せます。
逆に、プリントされた商品だけを受け取っていると、気に入らなかったときの選択肢がほとんど残りません。
祖父母に配る枚数まで店の商品で揃えると、それだけで金額が跳ね上がります。
データを買って必要な枚数だけ自分で印刷するほうが、結果的に安く済むことがあります。
しかも、修正が必要になったときに配った写真を回収しなくて済みます。
「後から動かせる形で受け取っておく」という考え方が、次のがっかりを防ぎます。
七五三写真を次に撮るなら分けて頼む方法もある
七五三には次があります。
ここが他の行事と違うところです。
ヘアメイクと撮影を別々に頼んで、一括で頼むより安く仕上がったという例があります。
先に触れた、約10万円をかけて納得できなかった人の相談に寄せられた返信です。
その人は事前によく調べたうえで、美容室でヘアメイクだけを済ませてから、ウェディング撮影の経験がある写真スタジオに撮影を依頼したそうです。
かかった費用は合計で約5万円。
衣装のディテールや立ち位置まで細かく見てもらえたと書かれていました。
一か所で全部やってもらえるのは楽ですが、そのぶん一つひとつの工程にかけられる時間が短くなります。
同じ時間帯に何組も入る進行になるのは、まとめて引き受けているからでもあります。
3歳で納得できなかったなら、5歳や7歳のときに別の形を試せます。
一度の結果でこの行事全体を決めてしまう必要はありません。
そもそも毎回きっちりやるかどうかを含めて、家庭ごとに選べるものです。
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七五三写真で次にがっかりしないための確認事項
最後に、予約の段階で聞いておくことをまとめます。
確認しておくべきなのは、料金より進め方のほうです。
料金表は各店が公開していますが、当日の進み方は聞かないと分かりません。
そして、がっかりの原因はたいていそちらにあります。
このうち、加工の方針を聞いておくのは効きます。
顔の補正が強すぎて別人に見えたという不満は繰り返し語られていますが、店ごとに方針が決まっているので、事前に希望を伝えれば調整してもらえることがあります。
そして当日は、遠慮せずその場で伝えることです。
急かされている空気の中では言い出しにくいものですが、納品後には直せません。
言えるのは、その場だけです。
七五三写真に関するよくある質問
七五三の写真は撮り直しできますか?
撮影中や写真を確認している段階なら応じてもらえることが多い一方、納品後の撮り直しは特別な場合を除いてまず無いとされています。子どもの機嫌が理由の場合は、別日程に変更できる店もあるので予約時に確認しておくと安心です。
七五三の写真に納得いかないときはどうすればいいですか?
まずデータがあるかを確認してください。データがあればトリミングや明るさの補正で印象を変えられます。写真店に相談する方法や、スキルの受発注サービスで補正を依頼する方法もあります。データを買っていない場合は、あとから購入できるか問い合わせてみる価値があります。
人物が小さく写ってしまいました。
いまのカメラは画素数が高いので、拡大して人物部分だけを切り取っても粗くなりにくいとされています。一方で、背景が多く写っている写真は後から見返したときに味が出るという見方もあります。神社の様子まで残っていると、その日の空気ごと記録されます。
顔の加工が強すぎて別人のようです。
補正の方針は店ごとに決まっていることが多く、繰り返し語られている不満でもあります。データを持っていれば元の状態に近づける調整ができる場合があります。次に撮るときは、予約の段階で加工の程度を確認し、希望を伝えておくと調整してもらえることがあります。
子どもが泣いてしまって笑顔の写真がありません。
泣く原因は空腹と衣装の重さによる疲労であることが多いようです。着物を脱がせて食事をとらせたところ回復し、そのあとに笑顔の写真が撮れたという記録があります。崩れた時点で終わりではなく、いったん止めるほうが結果につながることがあります。
七五三の写真撮影の相場はいくらですか?
2024年8月に、2023年に七五三を行った親250名へ実施された調査では、総額は1万円から4万円未満が37.6%で最多、次いで4万円から7万円未満が31.6%でした。金額が上がる主な理由は撮影そのものではなく、アルバムなど購入する商品の数です。
データは買ったほうがいいですか?
あとから直せるかどうかがデータの有無で決まります。印刷サイズを変えたり、祖父母に配るぶんを自分で用意したりもできます。配る枚数まで店の商品で揃えると総額が伸びやすいので、データを買って必要な枚数だけ印刷するほうが安く済むこともあります。
次はどう頼めばいいですか?
ヘアメイクと撮影を分けて頼む方法があります。美容室でヘアメイクを済ませてから人物撮影に強いスタジオに依頼し、一括で頼んだ場合より安く仕上がりも良かったという例があります。七五三は3歳・5歳・7歳と機会があるので、一度の結果で決める必要はありません。
まとめ
七五三の写真にがっかりしたとき、最初に確かめるべきなのは期限でした。
撮影中や写真を選んでいる段階なら撮り直してもらえることが多く、納品後はまず通りません。
言えるのはその場だけという事実を知っているかどうかで、次の撮影の動き方が変わります。
すでに納品されているなら、データの有無が分かれ目になります。
トリミングも補正も、データさえあれば試せます。
人物が小さく写ってしまった写真も、背景ごと残っているぶん、後から見返したときには情報量になる。
いま欠点に見えているものが、10年後もそうだとは限りません。
そして、金額をかければ満足できるわけでもありませんでした。
総額の最多層は1万円から4万円未満で、10万円かけて納得できなかった人もいます。
上がるのは撮影料ではなく買う商品の数のほうで、その商品をほとんど見返していないという声まであります。
子どもが泣いてしまった場合も、原因は気持ちではなく空腹と衣装の重さでした。
着物を脱がせて食べさせたら回復して笑顔が撮れた、という記録があります。
押し切るより、いったん止めるほうが早い。
七五三には3歳、5歳、7歳と機会があります。
一括で頼むのをやめてヘアメイクと撮影を分けたら、安くなったうえに納得できたという例もありました。
一度うまくいかなかったことは、次の頼み方を決める材料になります。