握るとパキッと音が鳴るパキパキスクイーズは、動画で見かけて「自分でも作ってみたい」と思う人が増えています。
ただ、作り方を調べると動画ばかりが出てきて、材料や失敗したときのことがよく分からないまま始めてしまいがちです。
この記事にはロウを溶かす手順が出てきます。
火と熱を扱うため、小学生以下のお子さんは必ず保護者の方と一緒に作業してください。
まずは、あのパキパキという音がどこから出ているのかを見ていきましょう。
パキパキスクイーズとは?音が出るしくみ
作り方の前に、何をしている工作なのかを押さえておきます。
パキパキスクイーズは、やわらかいスクイーズの表面に硬い層を作り、その層が割れる音を楽しむものです。
中身はふつうのスクイーズと同じで、変えているのは表面だけです。
握ると硬い層にひびが入り、そのときにパキッ、パリパリという音が出ます。
ASMRの動画でよく取り上げられているのはこの音が理由で、感触より音を楽しむ工作だと考えると分かりやすくなります。
つまり、作り方の違いは「表面の硬い層を何で作るか」という一点に集約されます。
ここが分かっていると、どの方法を選ぶかを自分で決められます。
火を使わない作り方(ヘアスプレー)

まず、いちばん安全に試せる方法から紹介します。
ヘアスプレーを薄く何度も吹きかけて固める方法なら、火も熱も使わずにパキパキスクイーズが作れます。
ケープなどのハードタイプのヘアスプレーを使う方法で、動画でも「話題のヘアスプレーパキパキスクイーズ」として多く紹介されています。
ロウを溶かす方法と比べて道具が少なく、失敗しても作り直しやすいのが利点です。
コツは一度に大量に吹きかけないことです。
厚く吹くと中まで乾かず、いつまでもべたついたままになります。
薄く吹いて乾かす、をくり返すほうが確実に固まります。
火を使わないとはいえ、スプレーを吸い込むと体によくないので換気は必ず行ってください。
重ねる回数を増やしたときに、かえって固まらなくなったという記録もあり、必ず成功する方法ではない点は知っておくと気が楽になります。
ろうそくのロウを使う作り方

次に、もともと主流だったロウを使う方法です。
この方法は火と熱を扱うため、小学生以下のお子さんは必ず保護者の方と一緒に作業してください。
ロウを溶かして表面に塗り、冷えて固まったところを割るという作り方です。
ヘアスプレーより硬い層になりやすく、音が大きくなる傾向があります。
その代わり、やけどの危険がはっきりある工作です。
ロウを使う方法は、これまでの工作とは危険度がまったく違います。
年齢にかかわらず、初めて作るときは大人と一緒に進めてください。
まず試してみたいだけなら、火を使わないヘアスプレーの方法から始めるほうが安心です。
冷やし方でパキパキ感が変わる
同じように作っても、仕上げ方で音がかなり変わります。
表面が固まったあと冷蔵庫や冷凍庫で冷やすと、硬さが増してパキパキと割れやすくなります。
室温でゆっくり冷ますと、やわらかめでゆっくりひびが入る仕上がりになります。
逆に急いで冷やすと硬く締まり、はっきりした音が出やすくなります。
どちらが良いというより、好みの音に合わせて選ぶところです。
食品と一緒に入れないよう、袋や容器に入れてから冷やしてください。
冷やす時間は素材や厚みで変わるので、まず短めに試して、足りなければ延ばすと失敗しにくくなります。
パキパキした後は繰り返し使える?
作った人がいちばん多く疑問に思うのが、ここです。
一度割れた層は元には戻らないため、パキパキスクイーズは基本的に作り直して楽しむものになります。
表面の硬い層にひびが入ることで音が出ているので、割れてしまえばその層はもう硬い状態には戻りません。
動画では割る瞬間までしか映らないことが多く、そのあとどうするのかが分かりにくくなっています。
つまり「一回きり」なのは表面の層だけで、中身は何度でも使い回せます。
作り直す前提で考えれば、一度で終わってしまうもったいなさはかなり減ります。
中のスクイーズから自分で作りたい場合は、下記の記事で材料と手順を解説しています。
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スクイーズの作り方|家にあるもので作れる材料と代用を解説
スクイーズの作り方を家にある材料で解説。スポンジと粘土の基本の手順に加え、スポンジや粘土が無いときの代用、固くなる原因、安全に作るための注意点までまとめて紹介します。
うまく作れないときの原因
失敗の記録も多く公開されているので、よくあるパターンを整理しておきます。
音が出ない、べたつくという失敗は、ほとんどが厚さと乾かし方で説明がつきます。
一度に厚く塗ると中まで固まらず、いつまでもやわらかいままになります。
逆に薄すぎると層が硬くならず、握っても音が出ません。
ヘアスプレーを10層まで重ねたのに固まらなくなったという記録もあり、単純に回数を増やせばいいわけではありません。
まとめると、成功する人と失敗する人の差は「薄く塗って、しっかり乾かす」を守れるかどうかです。
急いで厚く塗るほど失敗率が上がります。
作らずに買うという選択肢
最後に、自分で作る以外の方法にも触れておきます。
パキパキスクイーズは完成品も作成キットも市販されていて、道具をそろえずに試すことができます。
板チョコの形やお好み焼きの形など、いくつかの種類が流通しています。
バラエティショップが紹介動画を出していることもあり、店頭やクレーンゲームの景品で見かけることもあります。
特に初めて作る場合は、完成品をひとつ触っておくと「どのくらいの硬さを目指すか」がはっきりします。
ゴールが分かっていると、層を重ねる回数の判断がしやすくなります。
作ったあとの保管と手入れ
作ったものを長く楽しむための扱い方にも触れておきます。
パキパキスクイーズは熱に弱いので、直射日光と高温になる場所を避けて保管してください。
ロウで作ったものは特に、夏の車内や窓際に置くと表面が溶けてしまいます。
袋や密閉できる容器に入れておくと、ほこりも付かず状態を保ちやすくなります。
表面がべたついてきたときの手入れの仕方や、粉を使うときの種類の違いについては、下記の記事で詳しく解説しています。
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スクイーズは袋から出したらどうなる?仕様と注意点を解説
スクイーズを袋から出したらどうなるのかを解説。袋を開けずに遊ぶ仕様の理由や、出した場合の劣化、破れたときの対処法までまとめて紹介します。
よくある質問
パキパキスクイーズはどうやって作るのですか?
スクイーズの表面に硬い層を作ります。ロウを溶かして塗る方法と、ヘアスプレーを薄く重ねる方法の2通りが主流です。
ろうそくを使わずに作れますか?
作れます。ケープなどのハードタイプのヘアスプレーを薄く何度も吹きかけて固める方法があり、火を使わずに済みます。
どちらの方法が初心者向けですか?
ヘアスプレーの方法です。道具が少なく、火も熱も使いません。ただし可燃性なので換気と火気厳禁は必要です。
何回も繰り返し使えますか?
割れた層は元に戻りません。ただし中のスクイーズは再利用できるので、コーティングし直せばまた遊べます。
割ったあと元に戻す方法はありますか?
硬い層を元どおりにする方法はありません。剥がしてから塗り直すのが現実的です。
どのくらい冷やせばいいですか?
素材と厚みで変わります。まず短めに冷やして音を確かめ、足りなければ延ばすと失敗しにくくなります。
音が出ないのはなぜですか?
層が薄いか、まだ完全に乾いていない可能性が高いです。乾かしてから薄く重ねてみてください。
べたべたして固まりません。
一度に厚く塗りすぎています。薄く塗って乾かす、をくり返すほうが確実に固まります。
子どもだけで作らせても大丈夫ですか?
ロウを使う方法は火と熱を扱うので、小学生以下は必ず保護者の方と一緒に作業してください。ヘアスプレーの方法も換気と火気に注意が必要です。
市販品はありますか?
あります。完成品と作成キットの両方が流通していて、クレーンゲームの景品で見かけることもあります。
まとめ
パキパキスクイーズ作りでやっていることは、表面に硬い層を作るという一点だけです。
その層をロウで作るか、ヘアスプレーで作るかの違いで、必要な道具も危険度も変わります。
初めて試すなら、火も熱も使わないヘアスプレーの方法から始めるほうが安心です。
そして、うまくいかない理由もほぼ共通しています。
厚く塗って早く仕上げようとすると、中まで乾かずべたついたままになる。
薄く塗って乾かすというくり返しを守れるかどうかで結果が変わります。
割れた層が元に戻らないことは、あらかじめ知っておくと気持ちが違います。
中のスクイーズは何度でも使い回せるので、作り直しながら好みの音を探していく工作だと考えてみてください。
ロウを扱う場合は、年齢にかかわらず大人が付き添って進めてください。