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修学旅行行きたくない?親の説得より効く伝え方と決める期限

2026年9月9日

修学旅行 行きたくない 家での話し方を整 説得ではなく材料を並べる伝え方と、いつまでに決めればいいかの目安

修学旅行に行きたくないと思ったとき、いちばん重いのは学校よりも家で話すほうだと思います。

言えばがっかりされるかもしれない、理由をうまく説明できない、そもそも聞いてもらえるか分からない。

ところがこの場面で効くのは、説き伏せることではありませんでした。

この記事では、なぜ説得という形にするとうまくいかないのかを整理したうえで、いつまでに決めればいいのか、学校への連絡はどうするのかまでまとめます。

この記事でわかること

  • 説得という形にすると話がこじれる理由
  • 親に伝えるときに先に言っておくこと
  • 実際に何割の人が行かない選択をしているか
  • いつまでに決めればいいのかの目安
  • 行きたいのに親が行かせてくれない場合

行かないことをすすめる記事でも、行けと言う記事でもありません。

決めるための材料を並べる内容です。

この記事の調査データは公表されている原典を確認し、調査主体・時期・回答数を明記したうえで引用しています。

まずは、なぜ話がこじれやすいのかから見ていきましょう。

修学旅行を「説得」しようとすると話がこじれる

親に伝える前に、話の形を確認しておきます。

説得という形にすると、賛成か反対かの2択になり、理由を説明できないほうが負ける構図になります。

行きたくない気持ちは、はっきりした理由が1つあるとは限りません。

班のこと、部屋のこと、体調のこと、そもそも気が進まないこと。

それらが混ざっている状態で「説得」を始めると、うまく言えないまま押し切られます。

説得の形にすると起きること

  • 理由を1つに絞ることを求められる
  • その理由に反論されると、次が出てこない
  • 「行けば楽しい」と言われて話が終わる
  • 言い負かされると、次に相談しにくくなる

支援の現場からも、親ができるのは説得ではなく、行事そのものが嫌なのか、今のコンディションが良くないだけなのかを一緒に見分けることだという指摘が出ています。

必要なのは説き伏せることではなく、判断の材料を並べて一緒に見ることです。

次の見出しから、その並べ方を具体的にします。

親に伝えるときは結論より場面を先に言う

続いて、実際の伝え方です。

「行きたくない」から始めるより、「どの場面がつらいか」から始めるほうが話が進みます。

結論から言うと、親は反応として賛成か反対かを返すしかありません。

ところが場面から話すと、親は事実を聞く側に回ります。

伝える順番

  • まず場面を言う(班が決まらない、部屋が不安、体調が続かない)
  • 次にどう困っているかを言う(何日も眠れていない、朝起きられない)
  • 「行かない」ではなく「迷っている」と言っておく
  • すぐに結論を出さなくていいことを先に確認する
  • 言葉で言いにくければ、書いて渡してもいい

3つ目が実務的に効きます。

「行かない」と言い切ると、そこから戻しにくくなります。

迷っていると伝えておけば、気持ちが変わったときにも動けます。

なお、当日の班決めや部屋割りが不安な場合は、先に打てる手があります。

参加する前提での備えは下記の記事でまとめています。

修学旅行でひとりになりそうなときの備えを整理|班決め・バスの席・自由行動・部屋割りの場面別の手当てと先生への伝え方
修学旅行がぼっちで不安なときは?班決め・移動・自由行動の乗り切り方

修学旅行 ぼっちが不安なときの過ごし方を、班決め・バスの席・自由行動・部屋割りの場面ごとに整理しました。先生への相談の言い方、はぐれたときの備え、親としての関わり方まで解説します。

修学旅行に行かない人は実際にどのくらいいるのか

判断材料として、実際の数字も見ておきます。

不登校の子の保護者への調査では、修学旅行が終わった36名のうち、参加が17名、参加しなかったのが19名でした。

不登校オンラインが2024年8月20日から26日にかけて、不登校の子の保護者68名に行ったアンケートの結果です。

そのうち修学旅行の時期が過ぎていた36名について、参加の有無が集計されています。

参加と不参加の内訳

  • 参加した:17名(約47%)
  • 参加しなかった:19名(約53%)

参加した理由として挙がっていたのは、友人の誘いや学校のサポート、本人が思い出を作りたいという意思、行き先への関心などでした。

参加しなかった理由は、本人が行かないと決めたケースが大半で、持ち物の制限による不安や、事前学習に参加していないことによる行きづらさも挙がっています。

なお、この調査は不登校の子の保護者を対象にしたもので、回答数は68名です。

全体の傾向ではなく、迷っている家庭でどう決められているかの参考値として見るのが適切です。

それでも押さえておきたいのは、行かない選択をした人が半数近くいるということです。

修学旅行に行くかどうかはいつまでに決めればいいか

同じ調査には、決めた時期のデータもあります。

ここがいちばん役に立つ部分です。

36名のうち6名は、出発の前日か当日に決めていました。

決めた時期の内訳

  • キャンセル期限より前:29名
  • 出発の前日:3名
  • 出発の当日:3名

約17%が直前に決めています。

つまり早く結論を出さなければいけない場面ではない、ということです。

支援の現場からも、期日が迫るときほど親は「選べる状態」を整えるべきだという考え方が出ています。

具体的には、荷物だけ先にまとめておき、当日の朝まで判断を残しておくという方法です。

直前まで決めないための準備

  • キャンセル期限だけ先に学校へ確認しておく
  • 荷物は参加する前提でまとめておく
  • 朝に決められるよう、当日の連絡先を確認しておく
  • 行かない場合の過ごし方も先に決めておく

準備をしておくことは、行くと決めることではありません。

選べる状態を保っておけば、その日の体調や気持ちで判断できます。

迷っている段階で先に断ってしまうと、行けたかもしれない日に戻せなくなります。

学校への連絡とキャンセル料はどうなるか

決める時期に直結するのが、費用の話です。

キャンセル期限を過ぎると旅行代金が発生するため、期限がいつかは早めに確認しておく必要があります。

修学旅行は旅行会社を通して手配されていることが多く、宿や交通の予約に期限があります。

学校によって扱いが違うので、担任か学年の担当に聞くのが確実です。

確認しておくこと

  • キャンセル料が発生する日はいつか
  • 当日欠席の場合、いくら戻ってくるのか
  • 欠席の連絡はいつまでに、誰にすればいいか
  • 当日学校で過ごすことになるのか、家にいてよいのか
  • 出席の扱いはどうなるか

この確認は本人より親のほうが動きやすい部分です。

費用の話は本人が聞きにくいですし、学校側も保護者からの問い合わせのほうが答えやすくなります。

なお、聞くこと自体は欠席を決めたことにはなりません。

「迷っているので期限だけ知りたい」と伝えれば十分です。

日帰りの遠足を休むかどうかで迷っている場合は、確認すべきことが少し変わります。

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遠足に行きたくないのはなぜ?休む判断と当日の身の置き方

遠足に行きたくないときの判断材料を整理しました。つらいのが弁当と自由行動である理由、休む場合の伝え方、学校に確認できること、親子遠足の場合までを解説します。

行きたいのに親が行かせてくれないとき

ここまでとは逆の相談も少なくありません。

本人は行きたいのに親が反対している場合、理由が費用なのか安全なのか家庭の事情なのかで、できることが変わります。

「親が修学旅行に行かせてくれない」という相談は実際にあります。

行きたくない側の情報ばかりが目に入りますが、逆の立場で困っている人も同じくらいいます。

反対されている理由別にできること

  • 費用:学校に就学援助や積立の相談ができる場合がある
  • 安全:行き先や引率体制の資料を親に見せる
  • 体調:主治医がいる場合、参加の可否を確認してもらう
  • 家庭の事情:担任に相談し、学校から話してもらう

費用が理由の場合、学校に相談窓口があることを知らないまま諦めているケースがあります。

自治体によって制度の名前も条件も違うので、担任か学校の事務室に聞くのが早い方法です。

行かないと決めたあとに残ること

最後に、決めたあとの話です。

行かなかったことが後の人生に大きく影響したという記録は見当たらず、自分で決めた場合ほど後悔は残りにくいとされています。

実際に子どもの不参加を認めた保護者からは、「本人の意思を尊重してよかった」「後悔していない」という声が挙がっています。

「無理に行かせて嫌な記憶になるほうが心配だった」という見方もありました。

決めたあとにやっておくこと

  • その判断を後から蒸し返さない
  • 当日の過ごし方を決めておく(家で何をするか)
  • 戻ってきた同級生との話題を気にしすぎない
  • 行かなかった理由を周りに説明する必要はない

残るとすれば行かなかったこと自体より、その決め方のほうです。

押し切られて決まったのか、自分で選んだのか。

同じ結果でも、後から思い出したときの重さが変わります。

同じように行事に行きたくないと感じる場面は、文化祭や運動会でも起きます。

行事ごとの考え方は下記でまとめています。

文化祭 行きたくない 選択肢 準備 当日 打ち上げ 休んだ場合の出席の扱い 全員強制と言われたときの対応
文化祭に行きたくないときどうする?準備・当日・打ち上げ別の過ごし方

文化祭 行きたくないと感じたときの選択肢を、準備・当日・打ち上げの3つの場面に分けて整理しました。休むと出席や単位がどうなるか、全員強制と言われたときにできること、親としての声かけまで解説します。

修学旅行を休むことに関するよくある質問

修学旅行に行きたくないと親に言えません。

「行きたくない」という結論より、どの場面がつらいのかを先に伝えると話が進みやすくなります。「行かない」ではなく「迷っている」と言っておくと、あとで気持ちが変わったときにも動けます。

親を説得するにはどうすればいいですか?

説得の形にすると賛成か反対かの2択になり、理由を説明しきれないほうが押し切られます。判断材料を一緒に並べる形にするほうが結果的に伝わります。

いつまでに決めればいいですか?

調査では36名のうち6名が出発の前日か当日に決めていました。キャンセル期限だけ先に確認しておけば、直前まで判断を残せます。

キャンセル料はかかりますか?

学校や旅行会社によって期限が違います。期限を過ぎると旅行代金が発生することがあるため、担任か学年の担当に早めに確認してください。聞くこと自体は欠席を決めたことにはなりません。

行かない人はどのくらいいますか?

不登校の子の保護者68名への調査では、修学旅行が終わった36名のうち参加17名・不参加19名でした。迷っている家庭に限った数字ですが、行かない選択が例外ではないことは分かります。

荷物は用意しておいたほうがいいですか?

参加する前提でまとめておくと、当日の朝まで判断を残せます。準備することは行くと決めることではありません。

行きたいのに親が反対しています。

反対の理由が費用なら学校に相談窓口がある場合があります。安全が理由なら行き先や引率体制の資料を見せる、家庭の事情なら担任から話してもらうなど、理由によってできることが変わります。

行かなかったことを後悔しませんか?

行かなかったこと自体が後の人生に大きく影響したという記録は見当たりません。ただし押し切られて決まった場合は残りやすいので、自分で選ぶ形にしておくほうが後を引きません。

まとめ

修学旅行に行きたくないと親に伝えるとき、多くの人が「説得しなければ」と考えます。

ところが説得の形にした時点で、賛成か反対かの勝ち負けになり、理由をうまく言えないほうが押し切られる構図になります。

必要なのは説き伏せることではなく、材料を並べて一緒に見ることでした。

どの場面がつらいのか、キャンセル期限はいつなのか、行かなかった場合はどうなるのか。

これらは対立するものではなく、どちらの立場からでも確認できる事実です。

そして数字を見ると、迷っている家庭では約半数が行かない選択をしていて、そのうち何人かは出発の当日に決めていました。

荷物をまとめておくことは、行くと決めることではありません。

選べる状態を保ったまま、その日まで持ち越して構わないということです。

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