「VIVANT」でテントの元幹部アリが、乃木を裏切るのではないかと気にする人が増えています。
キプロスに潜伏していた過去や、ジャミーンの話に声を荒らげた場面から、アリには早い段階から怪しいという見方がありました。
そして第18話で、乃木が別班員の奪還に向かうあいだ、バルカのムルーデルを預かったのがアリです。
結論からお伝えすると、
第23話の時点でアリが裏切ったという話は伝えられておらず、
疑う材料と疑いにくい材料の両方が残っています。
この記事は第23話までの放送内容を含みます。
未視聴の方はご注意ください。
この記事は、TBSの公式サイトとその他の資料をもとに整理しています。
作中で答えが出ていない部分は、事実と考察を分けて書いています。
-
-
VIVANTネタバレ全話|続編から最新話までの伏線回収と最終回の結末予想
VIVANTのネタバレを全話まとめました。シーズン1から最新の第23話までのあらすじを1話ずつ振り返り、ジャミーンの正体が明かされた今の人物の状況、回収された伏線と残る謎、最終回の結末予想、キャストと相関図まで紹介します。
アリが乃木に協力するようになった第1シーズンの尋問の場面から見返すと、第18話で留守を託された意味がまったく違って見えてきます。
まずは、いちばん気になる「アリは裏切り者なのか」から見ていきましょう。
VIVANTのアリは裏切り者なのか
最初に、第18話までで分かっていることを確認します。第23話の時点でも、アリが乃木や別班を裏切ったという話は伝えられていません。
むしろ第18話では、別班員5人の奪還作戦に向かう乃木が、バルカのムルーデルをアリに任せています。さらに乃木はアリに、自分に何かあれば長野を頼るよう伝えました。
作戦の留守と、万一のときの連絡先を預ける相手として選ばれたことになります。一方で、第19話の予告には「裏切り者は必ず現れる」という台詞がありました。
作戦の内情を知りながら前線から離れている人物として、アリの名前が挙がりやすい状況です。
つまり今のアリは、裏切るかどうかを問われる前に、まず乃木から最も重い信頼を預けられた人物です。
VIVANTのアリは何者か
続いて、アリがどういう人物なのかを振り返っておきます。アリは山中崇さんが演じる人物で、表の顔はバルカ共和国の企業GFL社の社長、その正体はテントの幹部でした。
第1シーズンでは、丸菱商事の誤送金をめぐる取引先として登場し、テントの資金に関わる立場にいたことが明らかになります。テントを率いたノゴーン・ベキを深く慕う人物としても描かれていました。
日本との窓口を担う立場にあったこともあり、日本の警察内部にいたテントの協力者、新庄浩太郎とも接点を持っていました。
テントの内側を知る人物が、いまは乃木の側で動いています。
アリが疑われやすいのは、この経歴そのものが理由でもあります。
登場人物と組織の関係は、下記の記事で整理しています。
-
-
VIVANT続編のキャスト相関図2026|登場人物を組織別に整理
VIVANT続編のキャスト相関図を組織別に解説します。丸菱商事・公安・別班・テントとシンシーの関係、第23話で明かされたジャミーンの正体、リュウに撃たれた野崎とディスクの秘密を反映。役名と俳優、所属と目的の違いも整理します。
アリが乃木に協力するようになった理由
アリを疑うかどうかを考えるうえで外せないのが、第1シーズンの尋問です。第1シーズンで乃木はアリの家族を手にかけるように見せかけて口を割らせましたが、実際には家族を傷つけず、国外へ逃がしていました。
アリは家族を失ったと思わされたうえで、テントの秘密を話しています。ところが家族は無事で、乃木の手配で国外へ逃れていました。
敵として尋問した相手の家族を、乃木は最初から助けるつもりだったことになります。
第11話でアリがキプロスに潜伏していたのは、この逃亡の先の暮らしでした。
どういう経緯でキプロスに移ったのかは、作中ではっきり語られていません。
アリにとって乃木は、家族を奪ったように見せて実は守った人物であり、ここに協力の土台があります。
VIVANTのアリが怪しいと言われる場面
では、なぜアリには怪しいという見方がつきまとうのでしょうか。アリが怪しいと言われるのは、第11話と第12話に疑いを向けられる場面が続いたからです。第11話のラストで、キプロスに潜伏していたアリが姿を見せます。
乃木はそのアリのもとを訪ね、ドラムに襲わせて薬を打ちました。黒須たち別班員5人が拉致された直後で、テント側の人物として真っ先に疑いを向けられた形です。第12話では、公安を裏切ってテントに協力していた新庄を、テント側へ誘ったのがアリだったことも明かされます。
拉致との関わりを疑われていた新庄と、つながりのある人物だったわけです。そして同じ第12話で、アリはジャミーンの話に強く反応します。乃木が電話でジャミーンに「今ならバルカでも安心して暮らせそう」と話すと、アリは「ダメです!」と声を荒らげ、すぐに「やっぱり日本は安全ですから」と言い直しました。
このほか、アリにも乃木と同じような別の人格があるのではないかという見方も出ています。ただしこれは視聴者側の推測で、作中で示された事実ではありません。
アリが声を荒らげた理由は、第18話の時点でも語られていません。ジャミーンが狙われていると考えられている理由は、下記の記事でまとめています。
-
-
VIVANTのシンシーはなぜジャミーンを狙う?能力と孤児院の関係
VIVANTのシンシーがジャミーンを狙う理由を第23話まで振り返ります。エリシャの娘プリシャと核融合データのディスク、最後の鍵の関係を解説。善悪を見抜く能力、孤児院への反応、アリの警告も、明かされた事実と考察に分けて整理します。
新庄がテントの協力者になった経緯は、下記の記事で整理しています。
-
-
VIVANT新庄はどうやって裏切った?正体とモニターの真相
VIVANTで竜星涼が演じる新庄浩太郎は、第1シーズン最終話でベキたちを逃がして裏切り、正体は「モニター」でした。見返すと分かる尾行失敗の伏線、第2シーズンで死は乃木の偽装だった真相、野崎への「リブート説」まで整理します。
第12話でアリへの疑いはどう扱われたのか
疑われた第11話・第12話のあと、アリはどう扱われたのでしょうか。第12話で、アリは別班員の拉致には関わっていないと分かり、そのうえで乃木に協力する側へ回りました。
TBS公式サイトのあらすじによると、乃木はキプロスでアリを捕え、続く第13話では、アリへの尋問から新庄の居場所が判明しています。アリから得た情報で、新庄がジェット機の操縦免許を取っていたことも明らかになりました。
アリはその後、乃木の提案に応じてバルカでノコルを支える側に回っています。疑いを向けられた相手に、情報を渡して協力した形です。
疑われた場面の多くは、アリが何かを隠していた証拠ではなく、テントの内側を知っていたことの裏返しでした。
アリがなぜジャミーンのバルカ行きにだけ強く反対したのか、その一点だけが説明されないまま残っています。
キプロスで乃木とドラムに襲われる第11話と、ジャミーンの話に声を荒らげる第12話を続けて見ると、同じアリの表情が、疑いの材料にも協力の伏線にも見えてきます。
【第18話】アリはムルーデルに残り「長野を頼れ」と託された
ここからは、第18話でアリの立場がどう変わったのかを見ていきます。第18話でアリは、別班員の奪還作戦に向かう乃木とノコルを見送り、バルカのムルーデルに残って留守を預かることになりました。
奪還作戦には、ノコルが率いるテントの部隊やタイの実業家チョッキー、民間軍事会社「PMSC Y2K」の部隊が加わります。テントが全勢力で乃木に協力するなかで、ムルーデルを守る役を任されたのがアリでした。
乃木はそのアリに、自分に何かあれば長野を頼るよう伝えています。長野専務は、乃木と同じ別班の一員です。
別班の仲間の名前まで伝えたということは、乃木が作戦の外側にいる人物として、最も信頼しているのがアリだということです。
長野専務が別班だと明かされた経緯は、下記の記事で書いています。
-
-
VIVANTの新しい別班は長野専務|正体と最大の裏切り者を考察
VIVANT続編に登場した新しい別班の正体は、丸菱商事の長野専務でした。接触コード32118の場面や第1シーズンから疑われていた理由、最大の裏切り者との関係、第18話で乃木がアリに「長野を頼れ」と伝えた意味まで整理します。
奪還作戦がどう動き出したのかは、下記の記事でまとめています。
-
-
VIVANTの別班拉致の真相は?黒須たち5人と野崎の暗号を考察
VIVANTの別班拉致の真相を整理しました。黒須たち5人がなぜ捕まったのか、野崎の暗号とリュウとの関係、奪還断念から奪還作戦、第20話でシャキ城から4人を救い和田が帰らなかった場面、第23話の時点で残る謎まで解説します。
VIVANTの後半戦ビジュアルにアリがいないのはなぜか
第18話の放送直後には、アリをめぐって新しい話題も生まれました。2026年9月13日に公式Xで公開された後半戦の集合ビジュアルに、アリの姿がないと報じられています。

ビジュアルは、テントの紋章を掲げたゲルの中で、砂漠用の迷彩服を着た部隊を背に、スーツ姿や民族衣装の人物が並ぶ一枚です。下には「Episode 19」「10/4 sun PM9:00 RE:START」と入り、投稿文は「ついに奪還作戦が動き出し 物語も後半戦へ突入します」でした。
乃木やノコル、第18話で生きていたと分かった新庄、タイの実業家チョッキー、「Y2K」の部隊が写っているとされる一方、アリは見当たらないです。
アリが写っていないことは、第18話でアリが奪還作戦に加わらず、ムルーデルに残ったことと重なります。ここからは、あくまで視聴者側の読みです。アリがいないことを
「何かの伏線ではないか」
「また裏切るのでは」と受け止める声が出ており、
後半戦の予告に入ったテロップ
「仲間との別れ」や、ノコルの「裏切り者は必ず現れる」と結びつけて見る人もいます。一方で、このビジュアルが奪還作戦に向かう面々の集合写真だとすれば、
作戦に加わっていないアリが写っていないのは自然だと読むこともできます。留守を預かる役だから画面の外にいるのか、それとも別の理由があるのかは、第19話で確かめるしかありません。
同じ予告には、日本に残る柚木薫とジャミーンの不穏な場面も映っていました。2人に何が起きようとしているのかは、下記の記事で考察しています。
-
-
VIVANTの薫は誘拐された?口をふさいだ人物の正体と狙われる理由
VIVANTの予告で薫が口を押さえられた場面は誘拐だったのか。第22話で乃木家に潜入したチンギスによる救出とみられる経緯と、第23話で薫が乃木に告げたこと、黒幕と疑われた長野専務、薫とジャミーンが狙われた理由を整理します。
予告の「裏切り者は必ず現れる」でアリは疑われるのか
最後に、第19話の予告とアリの関係について、ここからは考察として見ていきます。予告の台詞だけでは誰が裏切るのかは分からず、アリには疑う理由と疑いにくい理由の両方があります。この台詞は、第19話の予告でノコルが口にしたものと報じられています。ただ、誰を指して言ったのかは予告の中では分かりません。
疑う理由として挙げられるのは、作戦の内情と連絡先を知りながら、前線から離れた場所にいることです。乃木とノコルが不在のムルーデルは、テントにとっても手薄な場所になります。一方で、疑いにくい理由もはっきりしています。
アリは家族を救われた恩があり、第12話以降は情報を渡して協力してきました。ジャミーンのバルカ行きに反対したのも、ジャミーンを危険から遠ざけようとした反応と読むことができます。
この作品では、疑われた人物がそのまま答えだったことはあまりありません。
第13話の「最大の裏切り者」でも、放送前に疑われた長野専務や東条は外れ、答えは潜入していた野崎でした。
アリが裏切るかどうかより、アリが守ろうとしているものが何なのかに注目しておくと、最終回の見え方が変わってきます。
第13話の「最大の裏切り者」がどう明かされたのかは、下記の記事でまとめています。
-
-
VIVANTの最大の裏切り者は野崎?潜入捜査だった理由と外れた候補
VIVANTの最大の裏切り者は第13話で野崎守と判明し、第15話で潜入捜査だったと明かされました。外れた候補の東條や太田との違い、第16話の裏づけ、第17話で潜入が見破られて追われる側になった経緯までを詳しく整理しています。
VIVANTのアリに関するよくある質問
VIVANTのアリは裏切り者ですか?
第23話の時点で、アリが乃木や別班を裏切ったという話は伝えられていません。第18話では、奪還作戦のあいだムルーデルを任されています。
VIVANTのアリは何者ですか?
山中崇さんが演じる人物で、表向きはバルカ共和国のGFL社の社長、正体はテントの幹部です。
アリが怪しいと言われるのはなぜですか?
第11話でキプロスに潜伏していたこと、新庄をテント側へ誘った過去が第12話で明かされたこと、ジャミーンの話に「ダメです!」と声を荒らげたことが理由として挙げられます。
アリの家族はどうなりましたか?
第1シーズンで乃木は家族を手にかけるように見せかけましたが、実際には無事で、国外へ逃がしていました。
アリは別班員の拉致に関わっていたのですか?
関わっていないと分かっています。アリへの尋問から、新庄の居場所が判明しました。
第18話でアリは奪還作戦に参加しましたか?
前線には出ておらず、バルカのムルーデルに残って留守を預かっています。
乃木はアリに何を伝えましたか?
自分に何かあれば長野を頼るように伝えています。
予告の「裏切り者は必ず現れる」はアリのことですか?
第19話の予告でノコルが口にした台詞と報じられていますが、誰を指すのかは分かりません。第19話は2026年10月4日に放送され、最終回の第24話は11月8日に放送予定です。
後半戦のビジュアルにアリはいないのですか?
2026年9月13日に公式Xで公開された後半戦の集合ビジュアルには、アリの姿がないと報じられています。第18話でアリは奪還作戦に加わらず、ムルーデルに残っています。
まとめ
VIVANTのアリが怪しいと言われてきたのは、テントの内側を知る人物が、キプロスに潜み、新庄とつながり、ジャミーンの話にだけ声を荒らげたからでした。
ただ、第12話で拉致との関わりは否定され、アリはその後、乃木に情報を渡して協力する側に回っています。
第18話で乃木がアリに預けたのは、ムルーデルの留守と、別班の仲間である長野専務の名前でした。
第1シーズンで家族を奪ったように見せて守った相手に、今度は自分の身に何かあったときの後を託したことになります。
予告の「裏切り者は必ず現れる」がアリを指していたという話は、第23話の時点で伝えられていません。
後半戦の集合ビジュアルにアリの姿がないことも、疑いと信頼のどちらにも読める材料の1つとして、第19話で意味が分かるはずです。
それでも、アリがなぜジャミーンをバルカから遠ざけようとしたのかという一点が明かされたとき、アリが乃木の側に立つ人物なのかどうかも見えてくるはずです。
最新話の放送までに、第1シーズンの尋問の場面と第12話のアリを見返しておくと、留守を託された人物の意味がより深く伝わってきます。