TBS日曜劇場「VIVANT」を見ていて、堺雅人さんが演じる人物が2人並んでいる場面に引っかかった人は多いはずです。
乃木憂助と、シンシー側に現れたリュウ・ミンシュエン。
顔が同じなのに、別の人物として描かれています。
この記事では、なぜ2人いるのかを整理したうえで、2人にどんな関係があると考えられるのかを見ていきます。
先にお伝えしておくと、この記事の後半はあくまで考察です。
公式から明かされた答えではありません。
第18話までの展開に触れるため、未視聴の方はご注意ください。
この記事は公式サイトの発表と、報道各社が伝えている内容をもとに執筆しています。
事実として報じられていることと、こちらの予測は分けて書いています。
まずは、2人いる理由そのものから見ていきましょう。
議論の前に、リュウが最初に現れた場面をもう一度見ておくと話が早いです。
第16話の登場シーンは、顔が同じであること以外にも引っかかる要素が詰まっています。
VIVANTで堺雅人が2人いるのはなぜ?
結論からお伝えします。
堺雅人さんは「VIVANT」で複数の役を演じており、画面に2人並んで見えるのは、別々の人物として描かれているからです。
第1シーズンから、堺雅人さんは主人公の乃木憂助に加えて、乃木の中にいるもう一人の人格「F」を演じてきました。
ここに第2シーズンで、シンシー側の人物であるリュウ・ミンシュエンが加わっています。
ここで混乱が起きやすいのは、「2人いる理由」の答えが第1シーズンと第2シーズンで別物だからです。
第1シーズンで2人に見えていたのは乃木とFで、これは一人の中の話でした。
第2シーズンで問題になっているのは乃木とリュウで、こちらは別の人間です。
同じ「なぜ2人いるのか」でも、答えの種類が違います。
VIVANTの乃木とリュウは同一人物ではない
続いて、混同されやすい点をはっきりさせておきましょう。
乃木とリュウは、同じ俳優が演じている別人です。
2人は同じ場面に並んで登場しており、乃木がリュウと向き合う描写もあります。
乃木が変装しているとか、乃木がリュウとして動いているという構造ではありません。
Fとの関係も整理しておくと分かりやすくなります。
Fは乃木の中に現れる人格なので、乃木が一人でいる場面に現れます。
一方のリュウは、乃木とは別の場所で、別の立場で動いています。
同じ顔の人間が、物語の別の陣営に実在しているという状態です。
リュウがどちらの側の人間なのかは、それ自体が大きな論点になっています。
第18話での言動を含めた整理は、下記の記事でまとめています。
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VIVANTリュウは野崎の味方?敵に見える行動と匂わせた言動
VIVANTのリュウは本当に野崎の味方なのか。第18話で野崎に謝った言葉や1日早い帰還など、敵に見える行動と味方と読める言動を分けて見ていきます。
VIVANTの乃木とリュウに双子説が出ている理由
ここからが本題です。
顔が同じことに意味があるのか、それとも配役上の演出なのか。
視聴者のあいだで最も語られているのが、2人が双子ではないかという見方です。
この説が広がっている理由は、報道で次のように整理されています。
投稿サイトにも「同一人物説はさすがにないと思うが、では何なのか」という質問が上がっており、回答は「外見が似ている別人」で一致しています。
つまり多くの人は、同一人物ではないと分かったうえで、それでも意味があるはずだと考えているわけです。
顔が同じであることを偶然として片づけたくない、という感覚が共通しています。
VIVANTの双子説は「5歳」で引っかかる【考察】
ここからはこちらの予測になります。
双子説の根拠とされている「5歳」は、よく見ると2人で向きが逆になっています。
リュウの5歳については、幼い頃からシンシーで訓練を受けていたと伝える報道がある一方、本人が「5歳から日本で育った」と語ったと伝える報道もあります。
乃木のほうは、5歳ごろに日本へ帰国したとされています。
双子であれば、生まれた場所は同じはずです。
ところが乃木の出生地としてバルカが語られている以上、日本で生まれ育った人物と双子になるには、かなり込み入った説明が必要になります。
同じ「5歳」でも、片方は日本に来る話、片方は日本に帰る話で、重なっているのは数字だけです。
根拠として最もよく挙げられている要素が、実は最も説明を必要とします。
ここが双子説の弱いところだと考えています。
VIVANTの乃木とリュウに血縁があるなら、父の兄の家系ではないか【考察】
では血縁説そのものが消えるのかというと、そうは思いません。
別の線が残っています。
乃木家の血を引く人物を探すなら、父・乃木卓の子どもではなく、卓の兄の系統という可能性があります。
乃木卓には兄がいます。
乃木寛道という人物で、第11話では、野崎守がシンシーへの潜入を前にこの人物とホテルで会っている場面が描かれました。
この面会は、その後も正面から回収されていません。
双子説も血縁説も、これまでは「卓の子ども同士」という枠の中で語られてきました。
しかし乃木家には、もう一本の枝があります。
日本で育ったと語る人物の出自を説明するなら、こちらのほうが無理がありません。
繰り返しますが、これはこちらの予測です。
公式が示した答えではありません。
ただ、回収されていない面会の場面が残っていることは事実で、物語がそこへ戻る余地はあります。
登場人物どうしのつながりを組織ごとに整理したものは、下記の記事にまとめています。
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VIVANT続編のキャスト相関図2026|登場人物を組織別に整理
VIVANT続編のキャスト相関図を整理して解説。登場人物を丸菱商事・公安・別班・テントの組織別にまとめ、第13話の野崎守から第16話で加わったシンシー側の2人まで、最新の判明分を反映しています。
VIVANTでまだ登場していない人物が残っている
もう一つ、見落とされがちな事実があります。
第1シーズンから続投する主要な出演者のうち、第18話の時点で一人だけ登場していない人がいます。
林遣都さんです。
青年期の乃木卓を演じることが発表されており、主要な26人のうち、この人だけがまだ画面に出てきていないとスポーツ紙が報じました。
青年期の父を演じる役が残っているということは、過去を描く場面がこれから用意されているということです。
そこで描かれるのが卓一人の過去なのか、兄も含めた乃木家の話になるのかは分かりません。
ただ、血縁をめぐる話に決着をつけるなら、過去の場面ほど都合のいい舞台はありません。
顔が同じであることの答えは、現在の場面ではなく、過去の場面で出てくる可能性があります。
リュウが初めて現れた第16話と、第18話での言動を続けて見ると、この人物が何を背負っているのかが違って見えてきます。
VIVANTの乃木とリュウが似ていること自体が伏線という見方
血縁を前提にしない読み方もあります。
顔が同じであること自体が、物語上の仕掛けとして置かれているという見方です。
乃木は第1シーズンで、自分の中にもう一人の人格を抱えていました。
第2シーズンでは、自分と同じ顔の他人が、敵か味方か分からない位置に現れています。
内側にいたもう一人が、外側に出てきたような構図です。
この作品は、第1シーズンでも小さな違和感を終盤で回収してきました。
顔が同じという最も大きな違和感を、ただの配役の都合で済ませるとは考えにくいというのが、多くの人の受け止めです。
テント側から見た謎の全体像は、下記の記事で整理しています。
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VIVANTのテントの巨大な謎とは?シンシーと孤児院説を整理
VIVANT テント 巨大な謎を考察。公式Xの第17話SPOT、シンシー、孤児院、野崎の5年前の過去との関係を整理します。
【第19話以降】乃木とリュウの関係はどこで明かされるか
最後に、これから確認したい点を挙げておきます。
第2シーズンは第18話で前半戦を終え、10月4日の第19話から後半戦に入り、11月8日に最終回を迎えます。
残りは6話です。
乃木とリュウの関係が明かされるとすれば、この中のどこかになります。
拉致された5人の行方とあわせて、後半戦の大きな見どころになりそうです。
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VIVANTの別班拉致の真相は?黒須たち5人と野崎の暗号を考察
VIVANT 別班拉致 真相を考察。第17話公式予告から、黒須たち5人、野崎の暗号、リュウミンシュエンを整理します。
VIVANTの乃木とリュウに関するよくある質問
VIVANTで堺雅人さんが2人いるのはなぜですか?
堺雅人さんが複数の役を演じているためです。主人公の乃木憂助、乃木の中にいるFに加えて、第2シーズンではシンシー側のリュウ・ミンシュエンを演じています。
乃木とリュウは同一人物ですか?
別人です。2人が同じ場面に並んで登場しており、乃木が変装しているという構造ではありません。
乃木とリュウは双子なのですか?
公式には何も明かされていません。視聴者のあいだで双子説が語られていますが、2人の生い立ちとして報じられている内容には食い違って見える部分があり、確定した情報ではありません。
双子説の根拠は何ですか?
頬の傷を除いて容姿がほとんど同じであること、頭の回転や態度がFを思わせること、2人の経歴にどちらも「5歳」が出てくることが挙げられています。
リュウはどちらの側の人物ですか?
現時点では断定できません。敵に見える行動と、味方ではないかと思わせる言動の両方があります。
Fとリュウは同じ存在ですか?
違います。Fは乃木の中に現れる人格で、リュウは別の場所で別の立場で動いている人物です。
第1シーズンを見ていなくても分かりますか?
乃木とFの関係は第1シーズンで描かれているため、見ておくと第2シーズンの構図が理解しやすくなります。
まだ登場していない出演者はいますか?
第18話の時点で、青年期の乃木卓を演じる林遣都さんが主要な出演者の中で唯一登場していないと報じられています。
最終回はいつですか?
第2シーズンは10月4日の第19話から後半戦に入り、11月8日が最終回です。
まとめ
VIVANTで堺雅人さんが2人に見えるのは、複数の役を演じているからです。
第1シーズンでは一人の中にいたもう一人が、第2シーズンでは自分と同じ顔の他人として、別の陣営に現れました。
双子説が語られていますが、根拠として最も挙げられている「5歳」は、2人で向きが逆になっています。
片方は日本で育ち始める話、片方は日本へ帰ってくる話です。
生まれた場所についても、乃木はバルカで生まれたと整理されています。
双子で説明しようとすると、かえって手数が増えてしまいます。
血縁を疑うなら、父・乃木卓の子ども同士という枠から一度離れてみる価値があります。
卓には兄がいて、その人物と野崎が会う場面は、まだ回収されていません。
そして青年期の卓を演じる出演者も、まだ登場していません。
過去を描く場面が残っているということは、答えを置く場所が残っているということでもあります。
後半戦は6話です。
顔が同じであることに意味があるのかどうかは、そう遠くないうちに分かります。
答え合わせの前に、乃木とリュウが初めて向き合った場面を見直しておくと、後半戦の受け取り方が変わります。
放送が進むほど、前半戦を振り返る時間は取りにくくなります。