立冬は暦の上で冬が始まる日で、朝晩の冷え込みがはっきりしてくる時期です。
「立冬にやってはいけないことがある」と聞くと、冬支度の予定を立てる前に確かめておきたくなりますよね。
立冬にやってはいけないとされるのは、体を冷やすこと・予定を詰め込みすぎること・体調の違和感を我慢すること・睡眠を削ることの4つです。
立冬の注意点は、言い伝えというより季節の変わり目の体調管理の知恵として伝わってきたものです。
この記事は、国立天文台の暦要項をもとに日付を確かめて整理しています。
まずは、2026年の立冬がいつなのかから見ていきましょう。
立冬の2026年は11月7日
立冬は二十四節気の一つで、暦の上での冬の始まりとされる日です。
国立天文台の暦要項によると、2026年の立冬は11月7日(土)で、太陽が立冬の位置を通る時刻は18時52分です。
立冬の前の18日間は「秋の土用」と呼ばれ、季節の変わり目として昔から養生が勧められてきました。
立冬から冬至までのおよそ1か月半で、寒さが少しずつ本格的になっていきます。
週末にあたる今年の立冬は、冬支度を始めるのにちょうどいい日になりそうです。
立冬にやってはいけないことは4つ
ここからは、立冬の頃に避けたほうがよいとされる行動を1つずつ見ていきます。
どれも、寒さに体が慣れていない時期に無理をしないための目安です。
体を冷やす|寒さで不調が出やすくなるから
寒くなると血流が悪くなり、冷えや肩こり、頭痛などの不調が出やすくなります。
首・お腹・足首など冷えやすいところを、マフラーやカイロで重点的に温めるのがおすすめです。
予定を詰め込みすぎる|季節の変わり目で疲れやすいから
立冬の頃は気温の変化が大きく、いつもより疲れがたまりやすい時期です。
予定には余裕を持たせて、体力を使いすぎないように気をつけましょう。
体調の違和感を我慢する|そのまま崩しやすいから
「少しだるい」と感じたまま無理を続けると、そのまま風邪をひいてしまうことがあります。
違和感を覚えた時点で早めに休むことが、この時期は特に大切です。
睡眠を削る|夜が長くなる時期に休みを取り戻すため
日が短くなり夜が長くなる時期は、体を休める時間を多めに取るのが自然な過ごし方とされています。
いつもより少し早く布団に入ることを意識してみるとよいでしょう。
立冬にやってはいけないことの背景
続いて、なぜこの時期の過ごし方が大事にされてきたのかを見ておきます。
立冬は冷え込みが強まり始める節目で、ここで体調を崩すと、そのまま本格的な冬を迎えてしまうという考え方が背景にあります。
「今のうちに整えておく」という、先を見すえた養生の知恵です。
立春や冬至のような運気の話とは違い、立冬の注意点は日々の暮らしに取り入れやすいものばかり。
迷ったときは、体を冷やさないことと早めに休むことの2つだけ意識すれば十分です。
立冬の前の秋の土用にやってはいけないこと
立冬について調べていると、「土用」のタブーを目にする人も多いのではないでしょうか。
立冬の直前の18日間は秋の土用にあたり、この期間は土をいじる作業や、引っ越しなどの大きな動きを避けるという言い伝えがあります。
土用は、立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間を指し、季節の変わり目として土の神様が支配する期間とされてきました。
土用の中でも「間日(まび)」と呼ばれる日は土の作業をしてもよいとされ、秋の土用では未・酉・亥の日がそれにあたります。
どれも言い伝えなので、予定をずらせないときに気にしすぎる必要はありません。
季節の変わり目に体と暮らしを休ませる目安として、取り入れられるところだけ意識してみてください。
立冬にやるといいこと
避けたいことと合わせて、立冬に取り入れたい過ごし方も見ておきましょう。
立冬には、しっかり防寒する、睡眠を十分にとる、旬の食材で体を温めるといったことがおすすめとされています。
衣替えや寝具の入れ替えも、立冬を目安にすると忘れにくいでしょう。
寒さが本格的になる前に準備を済ませておくと、冬の始まりを慌てずに迎えられます。
立冬の頃の行事と旬の食べ物
続いて、立冬の頃の行事や食べ物です。
立冬は七五三や酉の市の時期と重なり、大根や白菜、みかんなど冬の食材が旬を迎えます。
立冬に決まって食べるものはありませんが、旬の野菜を使った鍋は、体を温める点でもこの時期にぴったりです。
行事や旬の食材をきっかけに、少しずつ冬支度を進めていきましょう。
立冬にこたつや暖房を使い始める目安
冬支度の中でも気になるのが、暖房器具を使い始めるタイミングです。
明確な決まりはありませんが、立冬の前後を目安に、こたつやストーブを出し始める家庭が多いとされています。
久しぶりに使う暖房器具は、ほこりや故障がないかを先に確かめておくと安心です。
早めに準備しておけば、急な冷え込みの日にも慌てずにすみます。
立冬と立春・立夏・立秋・冬至との違い
最後に、ほかの季節の節目との違いを確かめておきましょう。
立冬・立春・立夏・立秋は「四立」と呼ばれる季節の始まりの日で、それぞれ言われている注意点が違います。
同じ季節の始まりの日でも、言われていることはそれぞれ違うので、あわせて読んでみてください。
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立冬のあとにやってくる冬至の言い伝えは、こちらでまとめています。
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節目ごとの注意点を知っておくと、季節の変わり目を少しだけ意識して過ごせるようになるはずです。
立冬にやってはいけないことでよくある質問
立冬にやってはいけないことは何ですか?
体を冷やすこと、予定を詰め込みすぎること、体調の違和感を我慢すること、睡眠を削ることの4つが避けたほうがよいとされています。
2026年の立冬はいつですか?
国立天文台の暦要項によると、2026年11月7日(土)です。
2026年の秋の土用はいつですか?
10月20日(火)から11月6日(金)までです。立冬の前日で終わります。
秋の土用に土いじりをしてはいけないのはなぜですか?
土用は土の神様が支配する期間とされ、土を動かすと障りがあるという言い伝えがあるためです。秋の土用では未・酉・亥の日が間日とされ、土の作業をしてもよいとされています。
立冬に食べるとよいものはありますか?
決まった食べ物はありませんが、大根や白菜、みかんなど旬の食材を使った、体が温まる料理がおすすめです。
こたつはいつから出すのが一般的ですか?
明確な決まりはありませんが、立冬の前後を目安に出す家庭が多いようです。
立冬と冬至はどう違いますか?
立冬は暦の上での冬の始まり、冬至は1年で最も昼が短い日で、2026年は11月7日と12月22日です。
立冬の日付は毎年同じですか?
太陽の動きで決まるため、年によって11月7日か8日ごろになります。
まとめ
立冬にやってはいけないとされるのは、体を冷やすこと、予定を詰め込みすぎること、体調の違和感を我慢すること、睡眠を削ることの4つでした。
どれも運気の話ではなく、寒さに体が慣れていない時期を元気に乗り切るための知恵です。
立冬の直前の秋の土用には土いじりや引っ越しを避ける言い伝えもありますが、予定をずらせないときは気にしすぎなくて大丈夫です。
2026年の立冬は11月7日の土曜日。週末を使って冬物を出し、温かい鍋を囲んで、冬の始まりをゆっくり迎えてみてください。